『ねじまき鳥クロニクル 第3部 鳥刺し男編』読了


案の定、第3部にはいってからは、途中で栞を挟むことが難しくなった。それでも夜の遅いあいた時間をつかって読み進めていたので、2度ほどは中断しただろうか。最後の1/3はもうやめることもできず、空の白んできたのも忘れて読了した。
その時、かなり消耗して疲れていたと思う。本を閉じるやいなや、布団の中で眠りに落ちた.......そう自分で思ったのだが、次の瞬間、自分はこのエントリーに書くべき文章を考えていた。


その時の感想を表す素晴らしい言葉が次々に浮かび、小説の中の出来事が妙に理解できた。
なのに、2時間後、目覚めた時にはそれらの何をも思い出せなくなっていた。そして今も思い出せない。
枯れ井戸と801号室の間をつなぐ、こっちの世界とあっちの世界をつなぐ通路で、出来事を傍観していたかのように、私は言葉をまとめていた。それが思い出せないのが悔しい。あるいは夢うつつの中、本当にそのような世界に半ば入り込んでいたのだろうか?


消えてしまった言葉を探すのはもうやめたほうが良いのだろう。
でも、もう漫然とした事しか書けそうにない。




<書きかけ。>



ねじまき鳥クロニクル〈第3部〉鳥刺し男編 (新潮文庫)

ねじまき鳥クロニクル〈第3部〉鳥刺し男編 (新潮文庫)