2007-06-01から1ヶ月間の記事一覧

『ノルウェイの森(下)』 読了

午前2時、枕元の灯火のしたで読了する。 どうしても、彼ら・彼女らを、一日でも長くあのままでいさせたくなかったから。 ノルウェイの森 下 (講談社文庫)作者: 村上春樹出版社/メーカー: 講談社発売日: 2004/09/15メディア: ペーパーバック購入: 26人 クリ…

『ノルウェイの森(上)』 読了

ノルウェイの森 上 (講談社文庫)作者: 村上春樹出版社/メーカー: 講談社発売日: 2004/09/15メディア: ペーパーバック購入: 31人 クリック: 899回この商品を含むブログ (763件) を見る 今年の春になってから、 『海辺のカフカ(上)』『海辺のカフカ(下)』 …

花の効用

部屋のドアをあけると、日中の陽射しで暖まった部屋の中から、咲きこぼれた花の香りがあふれてきます。 それは身を飾るための香水でもなく、なのに、香しく部屋に入った私にまとわりつき、恍惚とした気分にさえさせます。 この一瞬、私は「香りをかぎ、まと…

街の様相シリーズ〜4『中途半端(ミッド)タウン』

人混みが苦手な私は「新名所」ができても、しばらくは出かけようとしないし、しかも週末は絶対には足を運ばない。 しかし今回は平日の遅い午後ということで国立新美術館を見たついでに、3月30日オープンした六本木の東京ミッドタウンに寄り道してみた。 果た…

『国立新美術館』

六本木ヒルズの「森美術館」、ミッドタウンの「サントリー美術館」とともに、六本木アートトライアングルの一つ、『国立新美術館』へいってみました。 目的は開催中の「スキン+ボーンズ ―1980年代以降の建築とファッション」 Skin + Bones: Parallel Practi…

首折れ鯖

なぜか突然、鯖の話題(笑) 勿論、今長岡滞在中ですので、昨夜漁に出た訳ではありません。 ももちさんのところのコメントからいただいた鯖ネタです。 あ...鯖ネタというとお寿司のようですが、鯖の話題です。 でも、サバの首って、どうやって折るの?、 ど…

柏崎『和夢焼(なごむやき)』と登り窯

昼までの授業がすんだあと、模型に興味のある学生を連れて市内の模型・パース制作をしているT橋さんという方の所を訪れました。 あちこちで模型をみる機会もそこそこある私でさえ、緻密な工場の模型にはびっくりでしたが、普段学校の課題で「ま、いっかぁ」…

長岡10

授業もすべて終わり、定宿へ戻って今度は自分の仕事で急ぎの案件をチェック、手配したらあとは夕食へ。 戻ってきた時にエレベータ前で、ちょっと顔を合わせていただけで、下へおりていくとカウンターの上にはグラスが。 トトトト。。。。っとグラスに満ちて…

迷う楽しみ、休日のブランチ

時折「今日ぐらいはいいんじゃないか」と思う時にやってくる休日のブランチ。 何はなくともシャンパンのグラスを手にしながら、プリフィックスの簡単なランチコースから、前菜とメインとデザートを何にするか、そしてワインを何にするか考える時。 なんとも…

街の様相シリーズ〜3『乾いた存在』

午後、所用で新宿西口の小田急ハルク裏方面に出かけた。 ここから大久保に向かう『小滝橋通り』という通り、また、JRガード沿いの通称『しょんべん横町』(正しくは『思い出横町』)、 そして小田急ハルク背後の未再開発地帯は、今の仕事の前に会社勤めをし…

検索精度の劣化

このところちょっと気がかりなことがあって、アクセス解析のリファラ(referer)をチェックする事が多いが、特に検索エンジンからのリファラではおよそ自分がblog文中に書いた記憶すらない言葉が検索ワードとなって参照され、その言葉で自分のblogがヒットし…

『鮭そぼろ弁当』

<編集中> 授業がおわりバスを待って駅までいくと、次ののぼり新幹線までの時間が30分ほど。 その間に、指定券をとってさてと思うと、さすがにもう店で昼食をいただく余裕はないので、 このところ毎回、駅弁を買うことになっています。 意図したわけではな…

『羊男のクリスマス』読了

実は、世界は自分が生み出したものの愛で満ちている。。。 そう、思いたい。 羊男のクリスマス (講談社文庫)作者: 村上春樹,佐々木マキ出版社/メーカー: 講談社発売日: 1989/11/08メディア: 文庫 クリック: 10回この商品を含むブログ (52件) を見る

長岡9

<編集中> 今年度前期の授業は合計14回、ということはもう折り返しもすぎ、2/3近くになったということですが、毎年のことながら過ぎていくのが早いものです。 長岡通いのある時期は、準備をして出かけて東京に戻るともうすぐ週末、そしてまた週明けに準備を…

街の様相シリーズ〜2『東京砂漠?』

『東京砂漠』という歌をあるグループがビルの屋上で歌うCMが流れてから久しい。歌詞内容からすれば、東京は人と人とのふれ合い、人情もない、枯渇した地のように思われ、実際に東京をよく知らない人たちは「東京=砂漠」と思いこんでいるようだ。 また、林立…

『越後長岡 花火寿し』

通常は7月、8月限定のこのお弁当、今年は6月からの販売だそうです。 丸いカップを花火にみたてた、4種類のちらし寿司が楽しめます。 ・鮭、いくら(右上) ・蟹ちらし (左上) ・牛肉とそぼろ (右下) ・花ふぶき (左下) ・ほととぎす(真ん中の小さ…

『回転木馬のデッド・ヒート』読了

<<メモ>> 文章による自己表現が、精神の解放に寄与するか? 我々は我々自身をはめこむことのできる我々の人生という運行システムを所有しているが、そのシステムは同時にまた我々自身をも規定している。それはメリー・ゴーランドによく似ている。 回転木…

長岡8

長岡での前期の授業も、いよいよ折り返しに入り、8回目となりました。 冬はどんよりとした雪雲の空、そして梅雨は梅雨でまたどんより.... そんな季節の合間に続く好天はわずかの間です。 中庭のしだれ桜はいよいよ葉が生い茂りました。 午後の授業は新しい…

街の様相シリーズ〜1『鎮守の森効果』

普段通る見慣れた風景でも、そのときの季節、時間、そして天候などの相違で、今までになく強くその「景色の意図」を感じてしまうことがある。 今日は所用で午後から銀座へ、そして有楽町にまわり、有楽町駅前の『東京国際フォーラム』(設計:ラファエル ヴ…

『ハンダマ』

知人から、『ハンダマ』をいただきました。 『ハンダマ』は本州では『水前寺菜』とも呼ばれていますが、あまり東京ではお目にかかれません。 主に沖縄の野菜で、九州でも南部ではよく食べられているようです。 見ての通り、葉の表は緑色、そして裏は濃い紫色…

梅雨入り前の華

毎年、梅雨入りも近くなったある日の晩。 ベランダに面した窓をあけて、夜中に仕事をしていると、どこからともなく風にのって、 白粉(おしろい)のような甘い品の良い香りが漂ってきます。 それはまるで、外に妙齢な女性がたっているのではないか思うほど。…