長岡4

わずか2週間の間に、カツラ並木は緑の葉を風になびかせるようにまでなっていました。



1日目、夜までの2コマ連続授業はさすがに疲れます。
終わってほっとして頭に浮かぶのは、夕食。

例によっていつもの定宿「ビジネスホテルサンパレス」の1階で。


ホタルイカとウルイ。
ウルイは軽く胡麻油で炒めてありました。
いつも、茹でたり天ぷらで食べるので、なんだか新鮮な感じです。
ホタルイカは生姜と出汁で。

お供はいつものように「清泉」



初夏はずっとずっと筍です。(笑)
でも、今日の筍は地物、柔らかく良い香りで、沢山の山椒の葉を若芽にくるんで、一緒にいただくのが一興です。



カウンターの上の、趣有る花器にはいった花々。


水餃子。
これをたべると、懐かしい..と思うほど、ここの味です。
シーズンに2度はリクエストしているかもしれません。


お造り。
今日は、「たこぶつ、めだい、さごしの焼きシメ、すずき」



チキンのソテー。
添え物は大根の葉なのだそうですが、シャキシャキとして美味しいです。
あれ、気が付くと「甕雫」のロックを飲んでいました。



そろそろ、おなかもいい頃かな...と思うと、さっと出てくるご飯、
それに大量に造っておいてあるらしい、ホタルイカの沖漬け。



最後はいつもの、お薄で。


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さて、翌日は昼すぎまでの授業を終わらせ、メールチェックなどをしてからバスで駅まで向かっています。
駅では次回の新幹線の指定席をとり、そしてその後、新幹線の時間と相談で、お弁当にしたり駅ビル内で昼食を食べるのオキマリですが、今回は「酒、米、魚」の他にもう1つ新潟でのお楽しみの「へぎ蕎麦」を駅ビル内の「長岡小嶋屋」へ食べにいきました。

へぎ蕎麦の「へぎ」は、「へぐ」→「剥ぐ」からきていて、もともと、木の周囲を剥いて作った容器を「へぎ」といい、そこに一口分ずつの蕎麦が盛られています。
蕎麦自体は、淡い緑色で、「越の海藻挽(くさび)きそば」と呼ばれます。
これは蕎麦に「ふのり」(海藻)を練り込んでいるからで、そのために独特のコシもあります。
蕎麦もうどんも、コシのあるものが好きな私には、たまりません。


「天へぎ」

天ぷらとへぎ蕎麦の組み合わせです。
季節の天ぷらもありますが、今回は普通の天ぷらで、小エビと三つ葉かき揚げがとても美味しかったです。


「天へぎ」には、生わさびがついてきます。
それを鮫皮のおろしで、おろしますが、その際に、添えられている砂糖をちょっと載せると、たまらなくよい風味が出てきます。
これはきっと、砂糖でなくて、塩でも良いのでしょう。
浸透圧をかえてわさびの細胞膜をこわし、風味を出しているのではないかと思います。