『修悦体』!


これ、いいなぁ。


都内を移動している方はもちろん、出張で東京にいらした皆さんも、きっと新宿駅や日暮里駅でご覧になっていますね。
駅改修工事では安全通路が日によって色々かわって、通い慣れていない場所だと、余計に判らなくなってしまいます。
私も先日、日暮里駅の乗り換えで一瞬「ココはどこ?ワタシは誰?」状態に。
そんなとき、目前にばーっ!と迫力のある書体で
「山手線東京、品川」と。
ホッとしました。


駅改修工事の誘導係をしていた佐藤修悦さん。
工事で通常と違う乗り換えの通路を乗客に案内をしていて、

「いくら叫んでもお客さんに伝わらないなら、描くしかないだろうって」


そうなんですよね、これはある意味、プレゼンにも通じるものがあります。
「耳から入る情報」ではなく、自分の「目で見た情報」の重要性。



パソコンで自在に文字を描きプリントアウトすることなどできなかった昔、仕事柄、自分の手で図面やプレゼンボードの文字をレタリングしていたこともあるので、この『修悦体』ともいえる独特のフォントにはとても親近感が涌きます。
そして力まず、でも自分の書体に拘りをもっている佐藤修悦さんの笑顔がなんともいいのです。



新宿駅(前編)


新宿駅(後編)


日暮里駅(1)


日暮里駅(2)


日暮里の工事が終わってしまえば、または別の工事現場への移動があれば、見かけることもなくなってしまうのでしょうが、また次にどこかで見たいものです。




あらっ、本がまもなく出版。


ガムテープで文字を書こう! ―話題の新書体「修悦体」をマスターして

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