2009長岡まつり大花火大会 その12「多重露光で撮ってみた」


まだ続くか、このタイトル....
しかもすでに花火大会からは数日たっているというのに。
これが最後です


今回は初めてデジイチ(デジタル一眼カメラ)で花火を撮ってみました。
昔むかし....それは中学校から高校の頃のことになりますが星空や流星の写真を撮っていました。
その時は長時間、レンズを開放にしたまま、星が流れていく様を撮ったりしたものです。
必須条件はカメラがしっかり固定できること。
三脚での固定はもちろん、手動でシャッターを押すこともブレの原因になるために、シャッターはバルブ(B)にしたままでレリーズを使います。
しかも、そのレリーズ操作でもブレが生じてしまう場合があり、そのためにつや消しの黒い紙を用いて、シャッター代わりにレンズの前を覆ったり明けたりという作業をします。


手順としては、
・黒い紙でレンズ前を多い、シャッターを開く
・撮したいタイミングで、レンズ前の黒い紙を動かして開ける
・わずかな経過時間後、レンズ前を再び黒い紙で覆う
(必要があれば、開ける、覆うの繰り返します)
・最終的にレンズ前を黒い紙で覆ってから、レリーズでシャッターを閉じる


流星写真を撮っていた時は、流れたすぐあとにこの黒い紙で覆って、流れている星の軌跡の中に中断箇所つくり、タイムマークを入れ込んでいました。
こうすれば露光開始時間からどれくらい後に飛んだ流星か判るのです。
花火の場合はこんな操作は不要ですから、ただひたすら、良い構図を狙って、上の操作を繰り返します。


しかし、なかなか難しい。
長岡の花火は立派すぎるのです。


どこから打ち上げとなるか判らない上に、かなりの広角で狙っても全容を納めることができないスケール。
さらに打ち上げ数の多さで、多重露光していると、明るく飛びすぎてしまう...などなど。
これはもうただ枚数多く挑戦するしかなさそうです。


そんな中、特徴的な花火を数枚。


2度ほどの露光でも、この通り。



Canon EOS Kiss X2 18.0mm f/13.0)



スターマイン。
スターマインといっても、都内の花火大会のフィナーレのような規模。



Canon EOS Kiss X2 18.0mm f/13.0)



おや、今度はこちらからの打ち上げ!



Canon EOS Kiss X2 18.0mm f/13.0)



大きすぎて納まりません。



Canon EOS Kiss X2 24.0mm f/13.0)



今度はなんとか?



Canon EOS Kiss X2 24.0mm f/13.0)



美しい色も数重なれば、「白」となってしまう光の三原則を思い出しました。



Canon EOS Kiss X2 24.0mm f/13.0)



ようやく花火らしく。



Canon EOS Kiss X2 24.0mm f/13.0)



金色の雲丹。



Canon EOS Kiss X2 24.0mm f/13.0)





来年(来期)に向けての反省。
レンズ保護フィルターをはずせば良かったかな。
あ、重なって色が白飛びスルのを防ぐために、減光できるNDフィルターを使えば良かったかも知れない!
撮って撮って撮るに徹する、目でもみて楽しもうという気分だと中途半端になってしまう。
思い切って半分は撮影、半分は目視と割り切ったほうが良かった。