再読の再読『星の王子さま』
『星の王子さま』を再読したのは先日の日記の通りだが、ここに至って、ある事からサン=テグジュペリの生い立ちや背景を調べていて、突然ハッとする事があり、「再読の再読」(笑)をしている。
- 作者: サン=テグジュペリ,Antoine de Saint‐Exup´ery,内藤濯
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2000/11/15
- メディア: 単行本
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再読の段階で、『星の王子さま』は大人のために書かれた本だという事を十分意識できたし、さらに読むことによって出てくる星の住人達を通して「大人のどうしょうもなさ」を再認識し、自分をふくめた読者が、
「そうなんだよ、大人ってね......でも自分はちょっと違う、少なくてもそれが大人のマズイ所だって判ってるんだから」
と物分かりのいい大人になってしまうことを、さらに皮肉っている事も判った。
でも、実はそんな表向きの事だけではないということ。
単なる大人への皮肉を込めた本という事だけではなくて、すごい示唆がある。
(書きかけメモ)
小さい星を破壊してしまう、3本のバオバブの木
小さい頃はバラの芽と区別がつかないほど似ているのに....
ファシズム台頭の脅威
故郷の星に残してきた、バラの花
フランスに残した愛する者への心
結局は自分も王子さまと同様、アメリカから故郷の国へ戻る