長岡からの荷物

ちまたではGW、GW...と楽しそうな行楽話も聞こえてくるけれど、私には全くご縁のない世界。
むしろ連休の方が、大企業が休みでサポートも受けられず、お困りの方が多いので、こちらへのメールも増える始末。
かたや先週ようやく一部仕様未決定のまま「GO」となったアニメーションのレンダリングは、Macがびゅんびゅんファンを廻しながら連続運転をしている最中。
まさに昼夜を問わずで、勤勉にもう3日目になります。
納期まであと数日、ふいの停電になりませんように。


そんな中、今日は仕事で埼玉の蕨まで遠征でした。
東京の南西の端に住む私には、かなり遠い地のイメージがありますが、日中は京浜東北線の快速運転のおかげで、思ったより早く到着できました。
ただ、帰りはすでに夜、各駅停車で私鉄乗り換え駅まで51分。
ゆっくり読書でもと決め込んだのに、途中駅神田で電車がとまり、山手線まわりに乗り換えて、ああやはり遠かったぁ。


家に帰ると、宅配便の荷物があったようで不在票を発見。
さっそく再配達してもらい、差出人をみれば、それは長岡で定宿にしている「ビジネスホテル サンパレス」の支配人(=夜のご馳走を食べさせてくれるマスター)からでした。
先日の長岡の夜に、桜鯛のカマのかぶと焼きをつつきながら、「後で荷物をちょっとおくるので。。。」という言葉は聞いていたのですが、実際に到着して荷を開けてみると、改めてあのホテルと皆さんの暖かさが感じられたのです。


箱の中から出てきたのは、ちょっと重量感のある、片口とおちょこ。
勿論、趣味で陶芸をしているマスターのお手製。



手にのせると、呑んでいるという実感が湧きそうなおちょこ。



そして、片手落ちのないように、ちゃぽんちゃぽんと音のするもの。
長岡の夜には、かならず1杯はいただく、「清泉


私は長岡近辺の日本酒の中では、これが一番美味しいと思っています。
(もう1つ、市内の自販機で販売されている「朝日山」のワンカップもなかなかです。)
確かに、お金を沢山だせば、「久保田」「八海山」を始めとする銘酒の大吟醸が沢山あるのです。
でも、ごく普通に純米酒として飲める日本酒でありながら、まるで上等の吟醸酒のようなすっきりした飲み口
なのに、日本海の魚介類の味を高揚させるような、ふくよかさ
おそらく日本酒好きな人に、瓶をみせず、グラスに注いで飲んでもえらえば、きっと「美味しい」というはずです。
「これは越乃寒梅?」というかもしれません。

私が好きな事を覚えていてくれて、こうして一緒におさめてくれる心遣い。
ありがたく、ありがたく、頂きたい............




清泉(きよいずみ)
http://www.abetaya.com/hp/kusumi/kusumi.html

http://www.sakesake.com/item/kurabetu1/15/1-15.html

久須美酒造は、昔から屋号を「清水屋」と呼ばれてきましたが、それは蔵の敷地内にある縦井戸から湧き上がり、清泉の仕込み水にも用いられている「新潟県の名水三十六選」に由来するものです。久須美酒造では、自家の裏手に樹齢二百年にも及ぶ老杉を始めとした大木が生い茂る杉山を保有しており、これらの老杉は1本で約2トンの水を蓄えてるといいます。酒造りに必要な良質の水を得るには、その水を保有する杉を育てる事が重要であるため、夏になると蔵人総出で裏山の下草刈りを行います。代々守り続け、共に生きてきた杉山との深い関わりによって育まれた名水で、銘酒「清泉」は醸されています。


ビジネスホテル サンパレス
http://www.hotel-sunpalace.co.jp

美味しい清泉といただく肴のあれこれは、ここ。
http://d.hatena.ne.jp/tangkai-hati/20070410
http://d.hatena.ne.jp/tangkai-hati/20070417
http://d.hatena.ne.jp/tangkai-hati/20070424