『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド(下巻)』読了
上巻を読み終わって、下巻にとりかかったのが1日前。
やはりあっという間の読了だった。
読み始めてからの加速度的なすすみ具合は、まるでコレのよう。
『べき乗則』 または 『ロングテール』。
(本来はこれを同一格にかくと誰かに叱られてしまそうだが...)
下巻に入って、大きな2つの物語のうねりは、うねりながらもそれぞれが微妙に振動しはじめ、あるところで重なろうとする瞬間、ぱちぱちと火花をあげて反発し、また離れていき、そんな2つをなんとかつなげたい一心で、ついつい読む速度があがっていく。
しかし、2つのうねりの最後は、決して目に見える重なりはしなかった。
気がつくと、2つのうねりの他に、もう一本、別のうねりが頭の中にできていた。
それはちょうど、バリのガムランの青銅楽器がうちならす音で、頭上に別の音の固まりができて振動するのに似ている。
(途中だけど、とりあえず投稿)
世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈下〉 (新潮文庫)
- 作者: 村上春樹
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1988/10
- メディア: 文庫
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