『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド(下巻)』読了

上巻を読み終わって、下巻にとりかかったのが1日前。
やはりあっという間の読了だった。


読み始めてからの加速度的なすすみ具合は、まるでコレのよう。
べき乗則』 または 『ロングテール』。
(本来はこれを同一格にかくと誰かに叱られてしまそうだが...)


下巻に入って、大きな2つの物語のうねりは、うねりながらもそれぞれが微妙に振動しはじめ、あるところで重なろうとする瞬間、ぱちぱちと火花をあげて反発し、また離れていき、そんな2つをなんとかつなげたい一心で、ついつい読む速度があがっていく。
しかし、2つのうねりの最後は、決して目に見える重なりはしなかった。
気がつくと、2つのうねりの他に、もう一本、別のうねりが頭の中にできていた。
それはちょうど、バリのガムランの青銅楽器がうちならす音で、頭上に別の音の固まりができて振動するのに似ている。



(途中だけど、とりあえず投稿)


世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈下〉 (新潮文庫)

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