『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド(上巻)』読了


海辺のカフカ』ほど複雑ではないけれど、2つの話が同時並行して進む長編小説。
全く異なる次元の2つの世界、それが交互に自分の前に現れる。
このスタイルにはだいぶ慣れたので、混乱せずに読み続けられるが、ときおりどうしてもこの2つの世界の関連を見つけたくなって、一瞬読む事を止めてみたりする。
意識はしないが、2つの違う周期のうねりが、なにかの拍子に接し、互いを干渉しあうのではないかと、一瞬読む事を止めてみたりする。


次の下巻を読了するのは、時間の問題だろう。

世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈上〉 (新潮文庫)

世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈上〉 (新潮文庫)