『けいはん』

京都、大阪方面の方、あの「おけいはん」ではありません。
『鶏飯』とかいて『けいはん』と読みます。

奄美地方の食べ物で、さしあたり「具のせスープかけご飯」とでもいえば良いでしょうか。



鶏肉を裂いたものを中心に、あおさ、のり、ネギ、しいたけ、たまご、青パパイヤなど、色とりどりの具が盛りつけられたお皿に、付け合わせのもずく酢、漬け物、そしてお櫃(ひつ)に入ったご飯と、鍋にはいった熱いスープが出てきます。



まずこの具を、丼にいれたご飯の上に適量もりつけ、そして暖めた鶏や海藻出汁のスープをかけます。





もずく酢も沖縄、奄美方面の細いやわらかなもずく。




今回は「けいはん」と「あぶらソーメン」のセットにしてみました。
「あぶらソーメン」は沖縄の「そーみんちゃんぷる」のようなもので、野菜類とソーメンを油で炒めたもの。



同行のIさんが頼んだのは「けいはん」と「苦瓜味噌炒め」のセット





「けいはん」は、あっさりとしたお茶漬けのようですが、スープは沢山の出汁のうまみが入っています。
そして具と付け合わせはどれもみな、バランスの良い体にいいものばかりです。
ついついご飯をおかわりし、食べ終わったあとから沢山たべすぎて苦しくなってしまう、そんな危険な美味しさです。
奄美スローフード「けいはん」は、きっと焼酎を飲み過ぎた翌日のランチにも最適でしょう。



今回「けいはん」を食べたのは、ドルフィン・ポート内の2階にある奄美の島料理の店

新穂花(あらほばな)


鹿児島県鹿児島市本港新町5-4 ドルフィンポートC-2-3
電話 099-219-8670