Altitude 2500m 『夢の庭園』


山梨市と長野の南佐久郡川上村の境に位置する標高2360mの大弛峠(おおだるみとうげ)。そこから、さらに急な階段状の木道を登ること15分、突然、高山特有の低い樹木が見えだす。



そして大きな花崗岩がまるで誰かが意図的に置いたのではないかと思うように並ぶ、不思議な場所にでる。
ここは「夢の庭園」と呼ばれている場所で、さらに30〜40分ほどで国師ヶ岳(標高2592m)に達する位置にある。
推測するに標高2500mほどの場だろうか。




南と西側への視界は開け、岩場にたったすぐは青空と白い雲のひろがる好天、眼下の大弛峠はもとより西には朝日岳(2579m)鉄山(2531m)金峰山(2599m)が望める展望だったが、ほんのわずかの間に、にわかに風とともに雲が押し寄せ視界を遮ってしまった。







高山の天候の移り変わりは激しい。
上空は青空なのに、風にのって吹き上げてくる雲によって、あっという間に視界がきかなくなってしまった。
それとともに、冷気がおしよせた。




まだ下界は35度、36度といった猛暑の続く、8月24日のことだった。


このとき、標高1700mの乙女高原ではススキやオミナエシなど、秋の草がみられた。




『夢の庭園』



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