浅草橋のフレンチ『オステルリー・ラベイ』


お気に入りなので、書きたくないような、でも書いておきたいような.....そんな店、結構あるものです。


浅草橋から南へ神田川をわたりすぐ、商店街でもない住宅地でもない、小規模の事務所ビルのならぶ街の一角にこの店はあります。
付近は柳橋のたもとのように古き江戸の船宿の風情を残す場所ですが、その中にとけ込んだようにあるこのお店。



どんな有名な店でも、落ち着いて美味しくいただけない店では意味がありませんが、ここは美味しく、そして気をつかうことなくゆったりと食事がでるのでお気に入りです。
またワインの持ち込みもお願いできるとあって、秘蔵ワインの持ち寄りで楽しいワインの会をするにももってこい。
一軒家ではなくビルの地下1階の店ですが、ドライエリアがテラスになっていて、閉塞感を感じません。まるでビルの間の隠れ家です。
天気の良い日のランチはテラスも良さそうです。




冨山家永シェフはフランスの名店でセクション・シェフなどの要職も勤めていたそうで、南仏系のしっかりと重々しい料理かとおもいきや、今風のアレンジもなかなか素敵です。
何にしよう...と迷った時は、肉が嫌いでなければまずはメインに『牛ほほ肉の煮込み』をお勧めします。



8月末のある日のお料理。


アミューズ
南瓜をムース仕立てにしたもの。


持ち込みのワイン その1
Verget CHABLIS Terroirs de Fleys 2000
(ヴェルジェ シャブリ テロワール・ド・フレイ)
1er Cru 「フルショーム」に隣接する畑のブドウを使用のワイン。


本日の冷菜
バルサミコ風味のソースがきいた帆立のカルパチョ、グレープフルーツ添え



本日の温菜
フォアグラのグリル?


持ち込みのワイン その2
VRIESENHOF PINOT NOIR 2001
(フリーゼンホフ・ピノ・ノワール

南アフリカ共和国のワイン。
ここ数年の南アフリカ共和国の赤は素晴らしいものが多いが、オーナーがフランスの名門で学び、その製法を活かしているためで、このワインもその中の1つ。
十分な厚みにはまだ若干欠けるようだが、肉料理にもしっかりあい、フレンチオーク樽でねかせた1年間の味わいは同価格のフランスワインではない程かもしれません。



本日のスープ
とうもろこしの冷製スープ



お肉料理
牛頬肉の煮込み



デザートは、桃、桃、桃。
下から、桃のソルベ、真ん中は桃半個分のコンポート、一番上は桃の果肉たっぷりのアイスクリーム。





『オステルリー・ラベイ』

〒103-0004 東京都中央区日本橋2−27−4−B1
tel/fax 03-3863-2552
JR総武線 浅草橋駅 徒歩3分



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