なんでなんで? 本読めないの。
このところ、販売絡みの細々な仕事に時間をとられている事が多い。販売価格がいくらのものでも、基本的に行う事務作業は見積、手配(Purchase Order)、支払い、入荷確認、国内出荷.....と同じ量で、最近のそれは1つ売り上げてもせいぜい利益が数千円というものばかり。やたらと過ぎていく時間を思うと、ただただ沈みこんでいく。
キーボードに向い、同じような事を繰り返し打ち込み、送信するメールがあまりに多く、指も頭も拒絶反応を起こしているようだ。もう嫌だ、一文字たりとも打ち込みたくない。だが、そんな時に限って、滅多にこないところから、ややこしい、回答に神経を使わないとならないような内容のメールが立て続けに舞い込む。見なかった事にしたい。
見なかった事にしたいと思いつつ、日がたったものがいくつかある。
ますます見なかったことにしたい。
なんとかだましだまし返信をする、すると先方はその返信。こちらは、そんな返信が1対多でやってくるので、さらに錯綜。
受信簿の奧のほうに処理されないまま移動していくメールを、ふっと「Command+D」(ショートカットキーはメーラーによって様々だが「削除」)で葬りたくなる。
こんな事を繰り返す日々なので、何をしても頭の中に気がかりが残り、この頃、本が全く読めない。
短編なら、1つ2つ容易いだろうと思い、ページを開くが、なぜか言葉が頭に入らない。
いつもなら、すーっと引き込まれて、仕事も忘れ没頭してしまう長編小説が読めない。
今、なかなか読み進めれないその本は、
- 作者: 村上春樹
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2004/10/15
- メディア: 文庫
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心の中に余裕がないと、やはり本は読めないのだなぁ....