『象工場のハッピーエンド』読了
本当は今日、明日とある集まりのイベントで、長野県の飯田へいく予定だった。
だが、資料が調わないために停滞している仕事があり、それがいつ動き出すか判らないため、東京から遠くは離れることができなくなってしまった。
東京圏内軟禁のようなものだ。刻々と現地へ集結する様子を某SNSでみながら、仕事とはいえ、さすがに24時間ずっとパソコンに張り付く訳でもなく、せっせと本を読んでいた。
この本は文庫サイズではなく、ハードカバーの単行本で、安西水丸の可愛いとも思える絵がカラフル。読んでいて気持ちが明るくなってくる。
(実際にはモザイクなし)
内容も超短編集と分類されるようだが、「大人の詩集絵本」かなと思う。
村上春樹(文)と安西水丸(絵)の初めての共著だそうで、このきっかけが次々と出た共著のすべての始まりだろう。
「象工場」、「双子」...後の長編小説やエッセーにも必ず出てくるキーワードが、この本にも沢山潜んでいる。
こんな日に、1時間だけココロを空っぽにして眺めるのに良い本だ。
- 作者: 村上春樹,安西水丸
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1999/02/19
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (10件) を見る