浅草三丁目『みんくす』で『静岡焼き』をたべる

『みんくす』はMINX:お転婆という意味だそうです。
何がどうお転婆かはわかりませんが、大阪からみえているNさんと姪御さん、それになぜかNさんが出かけていた先の足利から浅草まで一緒にきてしまったMたろうさん、そしてもはやこの近辺の食の主に近いM知さん御一家とお知り合いの方などを交えての一献が、この『みんくす』でありました。


千束通り言問通りから少し北上し、猿之助横丁を入ってすぐ右手にこの店があります。



名前からはおよそ何の店か想像がつかないでしょうが、ここはお好み焼き・もんじゃの店。
ではさっそく注文。
なぜかもんじゃの店にくると、かならずどこでも同じように頼むのが「明太チーズもんじゃ」(時により、餅入り)。



さささーとドテをつくって....



お好み焼き、もんじゃの時の飲み物は普段とちがって水っぽいものが好きで、サワー・ホッピー類を呑むことが多いのですがちょっと嗜好を変えてワインはどのようなものかと頼んでみました。
でてきたものが、ボルドーの名門DOURTHE(ドゥルト)の『Beau Mayne(ボー・メーヌ)SAUVIGNON』でかなり驚き!
海老や明太などの魚と、鉄板の油にまけないしっかりした白でした。



この店の店主の出身は静岡だそうで、何と「静岡焼き」なるものを注文。
具は豚肉、桜エビ、キャベツ、てんかす、牛?しぐれ状のもの。



島風お好み焼きのように、うすい生地をのばし、そこに野菜を盛って焼き....
ですが、広島風お好み焼き決定的に違うのは焼きそばがはいらないこと。
できあがりはこちら。



さらに、静岡名産の生桜えびのはいった「生桜えび天」(おこのみやき)も。



「黒はんぺん焼き」というのも珍しくて注文。



壁のお品書きです。
もし、ここが「静岡焼きの店」であったら、浅草の人からはあまり見向きもされないかもしれません。
下町のもんじゃ・お好み焼きに、自分の郷里の静岡焼きや桜えびをとりこんでしまう、そしてぬかりなく近隣の千住ねぎ(焼き)も加え、なぜかこの店としては妙に申し分ないワインを出してしまう。
不思議ですが、また来ようと惹かれてしまう店でした。






みんくす


東京都台東区浅草3-40-1
tel: 03-5603-5344
営業時間: 18:00〜翌朝2:00、年中無休