赤い甘い香り『とちおとめ』


あわただしく外出していて、自宅に戻ると宅配便の不在票。9時も近いのであわてて再配達を依頼しました。


届いた箱をあければ、甘ぁい香りが!


足利のY田さんからの栃木の苺「とちおとめ」でした。
洗うのももどかしく、さっそく摘んでしまいました。



栃木の苺は昔から「女峰」が有名でした。まだ秋口、他より気温の低くなる栃木でも今市や日光付近まで苺の苗をもっていき、そこで育てたものをもとの栃木付近に戻して温暖なハウスの中で育てると、苺は春と勘違い。
年のあける前から、春の香りの苺が甘くできあがる...それが日光苺ともいわれる「女峰」です。
酸味もありますが、真っ赤な色は見ても美しく、ケーキやデザートの材料にもピッタリです。


しかし、ここ数年はこの「とちおとめ」の方が主流となってきたようです。
大きな赤い実に苺本来の酸味もあって、ただ甘いだけの苺ではなく良いとこ取りです。



叔母が栃木市内に住んでいるため、年のあける前、毎年12月の頭頃に大平産の「とちおとめ」を送ってきてくれます。
ですがパッケージには「とちおとめ」とあるだけ。
それに比べ、この足利の「とちおとめ」には「あしかが美人」という独自の記載があります。
このあたりが同じ県内産の「とちおとめ」と差別化を図っているところなのでしょう。