街の様相シリーズ〜15『上野・池之端』
以前、メタボリズムに関するエントリーを書いたことがあった。
それは池之端にある(今となっては「あった」)ソフィテル東京が解体されつつあるというひできさんのエントリーの写真を見て書いたものだったが、解体された後近辺にいってみる機会がないままだった。たまたま東京芸大美術館の「バルハウス・デッサウ展」を見にいった帰り、公園内をそぞろあるいてボート池にさしかかったとき、はたと思い出した。
日が傾きだし、やや黄金色に染まりかけた時間帯。
東天紅のビルの右、ちょうどボート池の北岸の前に「それ」はあったはずだ。
今となっては、ごく普通の上野のホリゾンタルライン(実際の水平線という意味ではなく街を構成するアウトラインの意味として)と思える光景だが、ソフィテル東京のあの印象的な建物がなくなったために、不思議とその右手の高層ビルが突飛に見えてしまう。
『ホテル ソフィテル東京 跡地』
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