離婚遺伝子?!


ある特定の病気になりやすいかどうかは、遺伝子によって左右されることはすでに知るところだが、この遺伝子はなんとしたものだろう。
入り口(遺伝子「AVPR1A」が「334」という型)と出口(離婚しやすい)だけで、その間はブラックボックスのようだ。
ただ統計的には2倍というと、あながち見過ごしてもおけないような気がする。
相手の女性が誰とであっても、何度も離婚をしてしまう男性の場合、単なる相性や性格の不一致だけではなく、この遺伝子が作用しているのだろうか。


近い将来、遺伝子検査が簡易にできるようになった時、結婚前に男性はこの遺伝子の型の提示を求められたりしないだろうか?



 【ワシントン=増満浩志】男性の結婚生活の成否に影響を与える遺伝子が、スウェーデンカロリンスカ研究所などの研究で見つかった。


 この遺伝子には様々な型があり、うち1種類を持つ男性は、結婚が危機にひんした経験のある人が多かった。この成果は、近く米科学アカデミー紀要に発表される。

 この遺伝子「AVPR1A」は、バソプレッシンというホルモンを脳内で受け止める物質をつくる。

 スウェーデンで成人約2000人について調べた結果、この遺伝子が「334」という型の男性は、妻に不満を持たれている割合が高く、過去1年間に離婚など結婚生活が破たんしたか、その恐れのあった人の割合が、他の型の男性の2倍以上だった。女性は遺伝子型の影響がみられなかった。

(2008年9月2日14時26分 読売新聞)

男性の“離婚遺伝子”発見、「破たん」か「危機」が2倍