荒波の果て

今、世界は大変な経済の荒波の中、
日本はそこに浮かんでいる大船につながれた小舟。
波にもまれて上下左右に揺れまくる大船の動きをさらに大きくうけ、ロープも切れんばかりの錐もみ状態。
木っ端微塵になる前にと、誰かこの綱を切ろうとするものがあるが、あまりの激しい揺れで海に投げ出されてしまうばかり。



そんな中、日本人3人のノーベル物理学賞に続いて、ノーベル化学賞も日本人が受賞!

 【ストックホルム8日共同】スウェーデンの王立科学アカデミーは8日、2008年のノーベル化学賞を、飛躍的に発展している生命科学分野で不可欠な“道具”となっている緑色蛍光タンパク質(GFP)の発見者で、米マサチューセッツ州在住の下村脩・元米ウッズホール海洋生物学研究所上席研究員(80)ら3人に授与すると発表した。

http://www.47news.jp/feature/topics/2008/10/post_19.html:titel=ノーベル化学賞に下村脩氏 クラゲの蛍光タンパク発見


と、明るいニュースもあるではないかと思っていたら、



とうとう.....
知人友人も多くいる関西の新井組まで。(絶句..)



 [東京 8日 ロイター] 新井組<1854.T>は8日、同社と100%出資子会社の建創(兵庫県西宮市)が東京地方裁判所民事再生法適用の申し立てを行い、受理されたと発表した。負債総額は両社合計で約450億円。不動産・建設業界を取り巻く環境が悪化し、資金繰りに行き詰った。

新井組が民事再生法の適用申請、負債総額450億円 10月8日18時33分配信 ロイター

こうして日本から建設業がどんどん消えていってしまったら、どうなるのだろう!?
真っ先にこの冬、除雪ができず孤立、下手すれば食物も医薬品も尽き、壊滅する集落すら多数発生するのだろうなぁ。
そのときになって、「除雪って建設会社がやっていたの?」
そう思ってももう遅かりし。
いや、その前に晩秋の大雨で堤防が決壊、崖崩れが発生。
でも、どこがなおす?!
そのときになって、「建設業者を守れなかったことは、まことに遺憾に思います」
そう声明をだしても、あとの祭り。