柏崎『和夢焼』窯出し


昨年の6月に一度訪れたことがある柏崎の『和夢焼(なごむやき)』登り窯ですが、その時はこれから火入れをし焼き出す前、作品を乾かしている状態の時でした。ところが、今度は、今月中旬に火入れをし焼いたあと4,5日ほどそのままで冷まし、そして窯出しが丁度この週末にあるというので、再び連れていっていただきました。
昨年訪れたあと、7月にすぐ柏崎周辺が大きな被害をうけた上中越沖地震があり、この登り窯もどうなったか心配をしていましたが、大破する程の被害はなかったようで無事でした。


昼過ぎということもあって、まずは昨年同様に窯のそばにある田舎いろり料理の店『隠れ味乃』で昼食。
今回は海鮮丼と蕎麦のセットをいただきました。
誘惑にまけて、昨年も呑んだ地元柏崎のお酒『銀の翼』をまた今年も。
あれ、昨年は一合だけだったのに、今年は二合いただいてしまいました。



最近はいろいろなところで紹介されて、和夢焼も来場者が多いようで、この『隠れ味乃』も沢山のお客さんでした。
ゆっくり昼食をとったあとは、いよいよ登り窯へ。



窯の前には窯から出されたばかりの焼き物が並べられています。



焼き物をだした窯の入り口前からちょっと中を覗いてみました。
かなりの高熱で4,5日間に渡って薪を燃やし続け焼くために、中には割れてしまったりするものもあるようです。



釉薬や灰のかかりかたで、隣の作品とくっついてしまったり、器の中が汚れてしまったり、これは成り行き次第のこともあり、焼き上がったものを仕上げに磨く作業も必要です。



サンダーで器を重ねて焼いていた際についてしまったスペーサー(焼き物用語ではなんというのでしょう?)を落としています。



窯にいれる際に書いた内訳と照合。
焼き代はKgあたりいくら、という重さによって決まるそうです。



実は事前に「こんな感じのものが欲しい.....」と、器のおねだりをしていたので、余計にこの焼き上がりを見にいきたかったのです。
いただいてきたものは、また後日に。




『和夢焼(なごむやき)』登り窯
田舎いろり料理の店『隠れ味乃』



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