風に舞い落つ


朝から風速10mを越す強い南風が吹いていた。
気温は20度近くまであがり、コートにマフラー姿では汗ばんでしまう陽気。
日本海に低気圧があり東進している。
これが春先であれば、春一番なのだろう。



国道沿いの銀杏並木は、朝からの風で、かなり紅葉した葉を落としていた。
まだ風も止まない中、歩道を歩けば、足もとには積もった銀杏の葉、そしてさらに舞い落ちてくる黄色い葉。
銀杏の葉と戯れていられるのもわずかな時間だけ。


そばでは、竹箒で落葉を掃く人の姿があり、掃いても掃いても、葉は落ち続ける。


明日から急激に冷え込むとのこと、このいたちごっこもあと数日の間のことだろう。