機上より1(ANA羽田〜高松便)


すでに10日近く前のこととなってしまいましたが、4月10日、羽田から高松まで飛んだ時のことです。


普段、到着後いそぎのときには、すぐ降りられるように通路側に指定をとって座ることが多いのですが、 そこそこすいていて、時間に余裕のあるときは窓側で景色を楽しみます。
デジカメは水平飛行中しかつかえないので、せっかくの素晴らしい景色に遭遇して離発着の前後20分程は写真が撮れなくて残念なことが沢山あります。
富士山はといえば、幸いベルト着用サインも消えた後に現れるので、特折り素晴らしい景色をみることができます。
四国、関西方面の西行の場合、いつもなら右側に席をとると富士山が眼下にみえて綺麗なのですが、 このときはなぜか航路がやや北よりで、富士山は左側のすぐ下だったようです。
そのかわり甲府盆地から南アルプスが眼下間近に見えてきました。


春特有のモヤで盆地は霞んでいます。
甲府盆地は丸くなくて、中央に山がせり出した形。
右手は勝沼・塩山方面、左手が甲府
手前に見える3つの湖は、左から本栖湖精進湖、西湖。
中央の雪を頂いた山はいずれも3000m級で、
左一体が南アルプス、中央が八ヶ岳、右手雪のわずかなのが金峰山



赤石山脈南アルプス)の中では北端に位置し、写真では右端の特徴的な山は『甲斐駒ヶ岳』(2,967m)
隣は『千丈ケ岳』。手前には右手より『北岳』、『間ノ岳』・・・と南アルプスの名山が連なります。
右奧のうっすら見えている雪を頂いた山並みは飛騨山脈
左奧は伊那谷を挟んで、木曽山脈と『木曽駒ヶ岳』。


考えてみれば、甲府盆地のあのあたりにはあの方が、南アルプスを越えたあたり伊那にはあの方がいらした、飛騨を越えたあのあたりにはあの方が.....と、はるか高い空の上から一方通行のご挨拶です。



接近してみた『甲斐駒ヶ岳』と『北岳



飛行機は徐々に航路をやや南よりにとり、南アルプスの南側が見えてきます。
そこには相変わらず高い3,000m級の『東岳』『中岳』『赤石岳』が並びます。




今年は積雪も少なめのようですが、この積雪の山に、こうしてみている間にも冬山登山で登っている人達がいるのでしょう。






南アルプス甲斐駒ヶ岳



より大きな地図で hatena diary用 を表示