春の讃岐うどん&こんぴら歌舞伎行脚その5『綾川をめぐる〜赤坂〜』


(春の讃岐うどん&こんぴら羅歌舞伎行脚その4『綾川をめぐる〜山越うどん〜』より)


まだまだ続く4月11日のうどん店巡り。
山越うどんのあとは、ことでん琴平線陶駅のそばにある、久々の『赤坂』へ。



ここはなんといっても「いつからやっとん?」という感じの素朴な家のまま。



「営業中」の「営」を「栄」と間違えて書いてしまっても、「栄える」と読むプラス思考!
扉を開ける前から、おばちゃんの様子が思い浮かびます。


注文の仕方。
はいはい、判ってますよ、おばちゃん!



面白いおっちゃんとおばちゃんがやっているうどん店ですが、今回はどうしたことかおっちゃんがいません。
その分?という訳ではないでしょうが、おばちゃんはいつにも増してハイテンション。
そして奧では息子さんが寡黙にうどんを茹でています。
「そばで撮らんとってな、息子は好かんから」
はい、了解・・・



注文すると、うどんをいれた丼を渡してくれますが、あとは自分でネギを鋏で切り、出汁か醤油をかけるのです。
すかさずおばちゃんの不思議な節回しの声が飛びます。


「葱はチョキチョキ〜♪」
「おとうちゃんがお日様あててつくってる葱だから、美味しいんよぉ〜♪」
「醤油は一回し半〜ん♪」



外の椅子にこしかけて、はい、いただきます。
ここはもともと製麺所系で麺売りをしていることもあって、麺がとても美味しいのです。



「おばちゃん写真を撮ろう」というと、待ってましたといわんばかり、店の棚から「うどん王子」とかいた厚紙製の冠をだしてきて、
ホイと同行の一人の男性の頭に。
池上製麺所の「るみこばあちゃん」にしろ、こういうおばちゃんのいる店はまた来たくなってしまいますね。


相変わらずの独特のテンションのおばちゃんに安心しましたが、やっぱり昼からちょっとお酒くさい・・・
今朝も呑んでるのかな、また食べにくるから呑みすぎ気をつけて、元気にしとってね。



(春の讃岐うどん&こんぴら歌舞伎行脚その6『綾川をめぐる〜さぬきうどんアイス〜』 につづく)




『赤坂』
香川県綾歌郡綾川町陶5781−6
tel: 087-876-2104



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