ほろりと肉がほぐれるチキンカレー


人が食べているのをみたり、blogにアップされている写真をみて、つい釣られて食べたくなるものの筆頭が、カレーとラーメンではないでしょうか。
今回はカレー、それもレシピをのぞくと、カレー粉を小麦粉と炒めないで作っているようす、興味津々で早速作ってみました。
材料は鶏の手羽元を買ってきただけで、あとは自宅にあったものだけ。
材料のシンプルさも、作り方の簡単さも、なかなかよいレシピです。


クックパッド
「簡単☆チキンカレー(中毒性あり) レシピID :252807」


普段は感で適当に作る料理もレシピがあるときは、まずざっと材料と分量を眺め、どんなものができるか頭の中で想像します。
そして経験的に「この料理だとこんなものもいいのでは?」と思う隠し味やネタも同時に思い浮かべます。
とはいえ、まずはレシピに忠実に。



材料とカレー粉を炒め、ヨーグルトにつけ込んで一晩寝かせておいた鶏肉をいれ




水やトマトホールを加えて煮込み出すところ。
小麦粉を加えたルーを使わないので、かなり水っぽく不安になりますが、煮込んで水分が飛んでくると、タマネギやトマトの煮崩れたもので、とろみがでてきます。




ここでちょっと味見をし、おそらく少しコクが少ないのではと思い、レシピにはない夏みかんの皮の煮たものを加えてみました。
これはマーマレードより日持ちさせるために、多めの砂糖で皮を煮たもので、干せばオレンジピールになるものですが、作って瓶にいれ冷蔵しておくと重宝です。
これで甘みのコクと、さわやかなオリエンタルな酸味がプラスできます。
他に、マンゴーチャツネ、リンゴジャムなどもいいかもしれません。




仕上がりにウスターソースを加えるとレシピにありますが、私は隠し味に醤油とガラムマサラをちょっと。
盛りつければ、手羽元の骨から肉が軟骨ごとほろりと落ちていきそうに柔らかく仕上がっています。
これがヨーグルトに一晩つけ込んだ成果なのでしょうね。




沢山いただいて残っていたリンゴ(サンフジ)をコンポートにして、これも一晩おいて味を馴染ませておいたので、プレーンヨーグルトを添えて、一緒に。




できあがりはつけ込んでおいたヨーグルトごとそっくり煮込むのと、トマトホールを1缶そのまま使うために、酸味のあるカレーになります。
そのため酸味が苦手な人は加糖低糖のヨーグルトにする、トマトホールの量を減らすなどすると良いかと思います。
また、美味しい鶏肉が手に入るならいいのですが、市販のブロイラーの手羽元では肉の味があまりにおおざっぱで、うまみがないため、前夜ヨーグルトにつけ込む際に、軽く塩胡椒などの下味をつけたほうが良いかもしれません。
ちなみに他のカレーと同様、一晩おいてから食べてみましたが、材料や香辛料が馴染み、作りたてよりもさらに美味しくなっていました。


さて、ここをご覧になった方に、食べたい病が伝染するでしょうか。