悪魔は囁き続ける


諸事情でここ数日、自宅でまともに使えるパソコンがない状態となっている。
普段使っていたMacBookProだが、バッテリーの異常な膨張はもとより、基板についているファン2台が
CPUの過熱とともに異音で回転するようになってしまい、廃熱効率の悪さからなのか、
そのまま使っていると、フォルダを開くだけでも数分かかるという、ひどい状態になってしまった。



もともと過熱しやすく、筐体も膝にのせれば火傷するくらい熱くなると言われたタイプのMacBookProだが、
ここまでひどいのは尋常ではない。
夏場は保冷剤を常に下からあてて、なんとか乗り切ってきたが、作業に耐えないスピードの劣化にストレスもたまり、
とうとうクイック・ガレージへ持ち込んだ。


あけれみれば長年の使用でたくさんの細かい埃。
それはともかく、ファンを転がすとそれだけですでに、ぐぐっという異音。
ファンがダメになっているのは一目瞭然。
ただ問題は他に不良箇所がないかということ。
自分で念のためにCDからの起動をしても、やはりとんでもなく動作が遅かったので、システム的な問題ではなさそうだが、
基板絡みだと修理代もばかにならない。


結局、ファン交換をし、さらに過熱した状態になるような連続運転をさせて、動作不良がでないかというテストと、基板のチェックをしてもらうことになり、MacBookProを預けて帰ってきた。
結果は週末までには分かるとのことだったのが、連絡あがり部品の入手に時間がかかり、テストができなかったとのこと。
あいにく世の中は連休も入り、連休明け12日以降でないと、結果がわからない。


さて、それでどうするか。
メモ代わりに記載しておくと、

ファンのみの異常で、ファンを交換する場合 25,000円(税別)
基板までおかしく、基板交換をする場合(ファン交換も含めて) 54,000円(税別)
他にバッテリーも交換するために、あと約15,000円ちょっとほど必要となる。
仮に修理をあきらめ、新規に購入する場合、テスト代金として8,400円必要だそうだ。
これもメモしておかなければ。


基板交換までした場合、合計すると約7万円(税別)の出費となるが、いまやMacBookがすでに10万円を切って買えてしまう時代だ。
MacBookProでない、MacBookでさえスペックは使用していたものより、格段に良くなっている。
こうなると修理代をだして、老朽化したMacBookProを古いOSで使うメリットが見いだせなくなってしまう。
まさに「ポチっ」としてしまう要因だらけだ。
まるで悪魔が囁きながら、背中を押す用意をしているようだ。


しかし、本音をいえば今、この時期(タイミング)にノートパソコンを買いたくない。
来年1月のAppleの発表が気になるからだ。


自宅での作業はメールの送受信とブラウジング以外、しないことにしたらどうだろう?
それならばもはやノートパソコンはいらないのではないか?
iPad+WiFi+ワイヤレスキーボード
(またはiPod touch+WiFi+ワイヤレスキーボード) で十分だったりして...と、また別の悪魔の囁きが肩越しに聞こえてくる。


 嗚呼...