緊急速報エリアメール


福島県中通り震源で昼すぎから地震が頻発していたようだ。
なかでも午後17:00頃にはM5.8、最大震度4の地震があったらしい。
東京は区部で震度1の揺れだったようだが、電車で移動していたために、全く気がつかなかった。


戻ってTwitterのタイムラインをみていたら、
「携帯電話から急に音がしてびっくりした」という呟きがいくつか目にとまり、
「ああ、緊急速報のエリアメールがきたんだな」と思ったが、よくよくみれば都下や神奈川県までそう言っている方がいた。
もしこちらまで範囲内であれば、私の携帯電話でも緊急速報のエリアメールでを着信してもいいはず。
それどころか、乗っていた山手線の車内であれだけ多くの人が携帯電話をいじっているのだから、緊急速報の専用ブザー音の大合唱となってもいいはずなのに、全く静かなものだった。


と、ここまで書いて、そういえば車内で独りだけ「携帯電話にずいぶんと派手な着信音を設定しているな」という人がいたいたことを思いだした。
あれは緊急速報のエリアメールに違いない。


それにしても、なぜほんのわずかな人にだけ、緊急速報のエリアメールがついたのだろう?
もし都内まで震度4以上が予想されたのが本当だったとして、乗っていた電車は安全確保のために止まりもしなかったのはなぜだろう?


ちなみに、docomoの場合、

気象庁から配信された 「一般向け緊急地震速報」を利用して最大震度5弱以上と推定した地震の際に、強い揺れ(震度4以上)の地域(全国を約200の地域に区分)の携帯電話に一斉配信いたします。

http://www.nttdocomo.co.jp/service/safety/areamail/earthquake_warning/index.html


ということになっているらしい。

いったい都内や関東南部で緊急速報のエリアメールがきたわずかな人と、こなかった大勢の人とでは、何が違っているのだろう?
謎だ。


(追記)
マナーモードや公共モードになっていて、ならなかったのでは?と思う節もあるが、大多数の携帯電話では、マナーモードや公共モード時でも緊急速報のエリアメールは鳴動するようで、このモード中に鳴動させたくない場合は設定で指定できるようだ。
ただデフォルトでは鳴るし、日頃も車内でマナーモードどころか携帯電話の音がどんどん鳴っている状況からして、とても速報のエリアメールを受信したとは思えない。

一部の対応機種では、マナーモードや公共(ドライブ)モード設定中でもエリアメール専用の着信音が鳴ります。対応機種のご確認は対応機種ページをご覧ください。
ご購入時の設定は「鳴動する」設定です。鳴動しない設定への変更も可能です。

http://www.nttdocomo.co.jp/service/safety/areamail/usage/index.html


(追記2)
そもそも携帯電話の初期設定で「緊急速報のエリアメール」の受信をONにしていなければ鳴動しないが、2007年12月このサービス開始のdocomoではすでに3年近くもたち、その間に1,2度速報が流れたこともあった。
気象庁が2007年に始めた「緊急速報」はTVでも流され、そのことは大地震のやってくる恐れも十分ある中では話題になっていたはずだが、携帯電話向けの「緊急速報のエリアメール」は、1車両にほぼ立って一杯に乗っていた人数のうち、鳴ったのが1(〜+α?)人とは....?
そんなものなのだろうか。