2011年初日の出


各地で荒れ模様の天候らしいが、東京は今年も穏やかな良い天候の元旦となった。




奇しくも現れた飛行機雲。
これは「初日の出フライト」の便なので、奇しくもという訳ではないが、この日この時だけ、羽田を離陸したチャーター機なので、年に一度だけの軌跡。
日の出前の午前6時前に羽田を離陸し、富士山付近まで飛んで周遊し、午前8時前に羽田に戻るというコースだそうだ。


私のところからは羽田空港も、初日の出も、富士山も見えるが、地上からとは違って、やはり空気の薄いクリアな上空からみた日の出は格別だから、幸いにも機中にいた人たちには、たまらないご来光だっただろうと思う。


聞けばこのようなフライトは日本だけらしい。
山から「ご来光」はじめ、日本人の日の出に寄せる想いは特別なのかもしれない。



『ANA2011年元旦初日の出フライト』
http://www.ana.co.jp/dom/promotion/hatsuhinode2011/tokyo.html
羽田発、関空発。


JALは成田発、羽田発、スターフライヤー北九州空港発。





(2011.01.04追記)


「初日の出」で検索してblogにお越しの方が多いようなので、追記しておきます。


初日の出フライトの軌跡(飛行機雲)については「賛否両論あり」という認識をしています。
私は単純に景色として楽しんでいただけですので、こんなアクセントがある日の出もたまには良いかと思っています。
ですが、初日の出をワイドに撮っていた方で、日の出そのものを楽しみにしていた方にとっては、邪魔な要因だっただろうと思います。
もし、仮に故意に雲を残せるのであれば、自然現象として観るのもちょっとつらいものがありますね。
ですが、成田発のJALの初日の出フライトでも、同様に離陸してターンしたあとしばらくの飛行機雲が観られています。
飛行機雲のできる条件がたまたま整っていた朝だったという考えもできるでしょう。