完璧な鏡像

ひできさんの今日のblog記事は、立ち止まってつい試着してしまいそうな服のよう。(笑)


「多分こうしたレイヤー構造、スケールフリーネットワークぶりがあまりに完璧すぎるので強いてWeb2.0に移行できずにいるのだろう。」


去年の夏のころ(ひできさんとはじめて名刺交換をさせていただいた事ですね)、ももちさんは『「鏡像」としてのWeb2.0の存在』をあげていました。(リンク先を現在捜索中)


以来、頭の中におぼろげにうかぶ、Web2.0に移行できない理由は、

「己を写すという鏡が恐ろしすぎる」
のか、はたまた逆に


「己を写す鏡に、常に「正像*1」を求めすぎて果たせない」
のか。

このような事の存在ではないかと思うのです。

完璧なシェイプ(またはネットワーク)を持つものを鏡に映すのは容易なようで、実はその逆にピクセル単位での精度を守らないとできない、大変な事だと思います。
逆に、形状の曖昧さをもつものを写し込む事は容易で、この事が今の社会でWeb2.0への移行を二分化さえしていると思っています。



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ももちさんのblog内での記事、みつけました。
きっとこのあたりでしょう。

http://www.momoti.com/blog/2006/08/web20.html


実は今日の記事、「Google's Earth Day Logo
をみていたら、
去年の「Web2.0のロゴ―Web2.0 Logo Creator by Alex P」の話題中にあった事を思い出したのです。(笑)



 

*1:「正像」と書きましたが、「偽像」に対しては「真像」が適切なのかもしれません。