長岡3
新学期が始まり、3週目の授業。
なぜかこのところ毎週火、水に雨が多いのはなぜかなぁ。
一雨ごとに緑が萌えていく、カツラの並木。
つい一週間前はようやく葉が芽吹きだした頃だったのに、あっという間にこんな緑になっていました。
のどかな景色も、新芽の緑が春の雨にぬれ、なお一層いい風情です。
4限、5限と連続の授業をすませ、研究室に戻って所用の後、定宿の「ビジネスホテルサンパレス」へ。
長岡での楽しみはここの1階奧で食べる夜の食事。
今宵の肴の一品目。『ふきのお浸し』
お供はめずらしく『越乃寒梅』でした。
二品目。『ホタルイカ、ウド、菜花の酢味噌和え』
ホタルイカの季節はもう少しでおしまいでしょう。
三品目。『若竹煮』
いうまでもない、春の一品。
四品目。『桜鯛のカブト蒸し』 お供は『清泉』
桜の咲くこの時期の日本海の、のっこみの真鯛は、「桜鯛」と呼ばれます。
魚好きな私、綺麗にいただきます。
五品目。『桜鯛、蛸、帆立、のどぐろのお刺身』
六品目。『こごみ、たらの芽、筍、椎茸の天ぷら』
七品目。『ご飯に、蕗味噌』をまぶしていただきました。
ほろ苦い蕗の味がなんともいえなく、大人でこの味が分かって良かったと思える一瞬です。
今夜は仕事が沢山残っているので、お抹茶を冷たくしていただいて、頭をスッキリさせて部屋に戻ります。
お値段をいうのは何だけれども、お料理は全部で2,100円(税込)。
お酒は何をいただいても、1杯630円(税込)。
長岡の季節の味を独りで楽しむには、あまりある品数に、毎晩ついつい日本酒のグラスが空いてしまいます。
部屋にもどると、いつものように冷蔵庫にデザートの苺がありました。
今夜の浴衣とともに、女性宿泊客への暖かいサービスです。