『能動的発汗』と『受動的発汗』


今日はこの夏一番の猛暑日となったらしい。
関東でも、普段から夏場は猛暑となる内陸部の熊谷、館林方面では、日中とうとう40度も超え、至上7位タイの40.2度を記録したという場所もあったらしい。
こうなると人肌を超えて、まるでインフルエンザで熱が出ている時のよう。
もしかしたら低体温の方と肌を接すると涼しく感じるのだろうか?



冗談はさておき、同じ東京でも海が近く、比較的過ごしやすい私の住まい周辺でも、今日は33度近かった。
私は暑さはあまり苦にならないほうで、むしろ湿度が高いと参ってしまう。だから梅雨明け前の7月の気温24,5度の時のほうが今日この頃より辛く思う。
確かに暑いと感じてはいるし、汗も流れ、喉は渇くが「夏だから」と思うと、そんなものかと案外平静でいられる。
苦になるのは汗をかいた状態で、信じられない程冷えた電車や室内に長時間居なければならない時の方かもしれない。


「暑い、暑い」というこの感覚、「汗がだらだら」というこの感覚、よく考えてみると気温が上がって暑いと感じるのと、自分が運動して暑いと感じるのとでは随分違うはずだ。


暑い陽射しの元や暑い部屋の中でかく汗は気持ちが悪い。
これを勝手に「受動的発汗」(パッシブ・スェッティング)と名付けてみた。


こんな気持ち悪い発汗の時は、逆に自分が動いて汗を流すと心地よい。
これは「能動的発汗」(アクティブ・スェッティング)ともでいおうか。


ということで、今日も昼休みにはいつものジムへ行き、汗をしっかり流してきた。帰り、ジムから外にでると一番暑い時間帯、それでも日影で受ける風は涼しく感じた。
同じ「暑くて汗がでる」という感覚でも、おそらく運動してかく汗と気温を感じてかく汗のメカニズムが違うのだろう。