至極の癒し『CONRAD TOKYO 水月スパ』へ2

至極の癒し『CONRAD TOKYO 水月スパ』へ1 より)


しっかりと汗をかいた後、水で体を潤していると『ティー・セレモニー』というお茶とお菓子のサービスがあります。
真っ赤なローズヒップとヴァバなどでしょうか、爽やかな香りのハーブティーに、CONRAD TOKYOのクッキーが2つ添えられてきました。
ティーポットもカップも白いシンプルなデザインですが、とても素敵です。




15分ほど、ゆっくりくつろいだ後、後半のトリートメント『エッセンス・マッサージ』が始まります。マッサージのベッドにうつぶせになると、丁度鼻の下になる部分に、最初のカウンセリングの際に選んでいたエッセンスオイルを落とした容器を差し出してくれます。目を瞑って鼻から深呼吸を3回すると、もうすっかりアロマの世界に入り込みそうです。
マッサージは普段の肩こりなどで行っているマッサージに比べればソフトですが、考えてみれば普段のきついマッサージでは逆に体の一部に力の入ることもあって、心身ともにリラックスするためには、ややソフトなほうが良いのかもしれません。
だんだん心地よく、夢うつつとなりますが、今回はせかっくのトリートメント、楽しまなきゃと頑張って起きていました。



一通りマッサージの済んだあとは今度は『ハイドロ・マリン・フェイシャル』。
こちらも海藻抽出物などによるフェイシャルマッサージ、トリートメントパックで、とうとう心地よさに、何度も眠りかけては起きました。
正確にいえば、眠ってしまっていたほうが長くて、ハッと目が覚め、次の眠りに落ちるまでの間の方が短かったのかもしれません。
気がつくとすべてのトリートメントが終了していました。
とても4時間過ごしたとは思えません....
やはり眠っていたようです。


トリートメントのあと、普通のスパなどでは、そのまま更衣室へ行き必要であればシャワーを浴び、着替えてチェックアウトをして帰るのですが、ここではバスローブをきたままで、リラクゼーションルームへ案内されます。そこには脚を長く伸ばしてゆったりと座れる長いすがあり、足下にタオルをかけ、そしてまた、ティーサービスがあります。照明の一段落ちたリラクゼーションルームは、またそこで再び眠りに落ちてしまいそうな心地よさ。
ああ、このゆとり。ゆったりした時間が、至極のスパなのだな...と実感。


なかなか元の世界に戻る決断ができません。ですが、今回のコースはこれでおしまいではありません。
『スパ・キュイジーヌ』といって、軽い食事が待っています。
意を決して更衣室へ、そして着替えをすませレセプション前に。
午後の2時20分前のカウンセリングから始まり、トリートメントの終了が6時。
その後、ゆったりとして着替えてみれば、あっという間に6時半も過ぎていました。



『スパ・キュイジーヌ』はキャビア! そしてシャンパン!





時間も丁度夕食時で、ちょうど豪華な前菜をいただいたよう。
体中の余計な力が抜けて、シャンパンもしみこみ、そしておなかも空いていたので、やはりこれだけでは済みませんでした。





でも、本当はこれはいけません。
トリートメントのあとは、新陳代謝が良くなっていて、お酒は回りやすいのだそうです。
アルコール類は控えめに...という事なのだそうです。
1本目までは酔う感覚もなく、お酒を飲んでいる感覚すらないほどでしたが、2本目の赤を飲み出すと急にふわふわっと酔い心地になりました。
その後の体のだるかったこと......


疲れでだるい怠さとはまた違う、体じゅうの力が抜けきったような怠さ。
そのままゆっくり休むのが、このスパでのトリートメントの仕上げなのでしょうね。


前日まで慌ただしすぎる生活で、一気に至極のスパ。その大きな差だけでもリラクゼーションには大きな効果があったようです。
また行きたいと思うスパが1つ増えてしまいました。





CONRAD TOKYO SPA