芋到来その2 茨城の『干しいも』がやってきた!


2つのずっしり重たい小箱が宅配便でやってきました。その1つは阿波の『鳴門金時』。そして、もう1つがこの茨城の『干しいも』です。


もう数年前からのお知り合い、業界の多くの男性にマザーと慕われ、同性からも憧れの存在、水戸のH川さんという素敵な女性から毎年送っていただいているものです。ところがいくつかの機会がありながら、なぜか私はまだH川さんとお目にかかったことがありません。面識のない方なのに、私はH川さんの様子や話しをする姿・物腰がよく判ります。密接に日常を拝見させていただいている訳でもなく、こうして季節の贈り物をいただいたり、その時折に交わしたメッセージ、周囲の方々とのやりとり、そんなところからみえてくるのです。
『広くて薄い紐帯』はこんな関係もありなのでしょうね。



干しいもというと、さつまいもをスライスし。それを乾燥させたものが一般的でしょう。ところがこの干しもは、丸のまま干したものです。



じっくりと時間をかけて干したのでしょう、表面は艶やかな飴のような粘りがあります。そして中身は水分が減って濃いうまみが詰まった重量感があります。



このまま食べても柔らかくて美味しいのですが、さらに私はこれをオープントースターにいれて、表面がうっすらきつね色に変わる位まで焼いて食べます。



焼きたてで熱々の干しいもを「熱つつ...」といいながら半分に割れば、そこから熱い蒸気とともに芋の香りが立ち上ります。
この冬もまた美味しい干しいもが食べられたと、H川さんにお礼をいいつつ、もう口の中。



昨年の後半からこのかた、仕事上でいろいろ厳しく、眠る時間もなかなかとれず手のはなせない大変な時期が良くありました。不思議なものでそういう時に限ってまるで見られていたかのように、私を元気にしてくれるものが届きます。本当に有り難いことです。