岡山・吉田牧場の「カマンベール」さらにその後

岡山・吉田牧場の「カマンベール」その後、より)



いただいていた岡山・吉田牧場の「カマンベール」も最後の1/3。



チーズの製造日は2007.12.25で、賞味期限は2008.2.3となっていました。
私は賞味期限は、特に生の発酵食品は、マニアックでない人が普通に美味しいと思って食べられる期限だと思っているので、全く気にしていません。ただ、食べ頃の時期の目安としてみているのです。



そんなことで、このカマンベールを3回に分けて食べてきましたが、それぞれの時期は次の通りでした。


製造日  2007.12.25
1回目  2008.1.30(一般的に食べ頃)
賞味期限 2008.2.3
2回目  2008.2.10(賞味期限より1週間超過)
3回目  2008.2.17(賞味期限より2週間超過)


今回のような賞味期限を2週間超過したカマンベールは、ある種、マニアックな領域です。
さて、どのようになっていたかというと.....


1回目には白かったチーズが2回目にはクリーム色となり、今回はとうとう薄茶色ともいえるくすみを持ってきました。
表皮はさらに硬く厚くなって、殻のようです。
一言でいえば「枯れてきた」とでもいうのでしょう。



水分がぬけていったせいで、最初はほとんど気にならなかった塩分を強く感じるようになっています。それとともに、白カビの独特のピリっと痺れるような苦みが口の中に広がります。
中心部は濃いクリーム状で、そのまったりとした食感とこのピリピリとした感覚が好きな人にはたまらないのかもしれません。


ただ、私は感覚や味としては好きなのですが、しばらくして喉の奥に広がり出すと、炎症を起こしたような痛みを感じるようになるので、時間をかけて食べることができません。



好みにもよりますが、この状態のチーズには蜂蜜が良くあいます。それも、クセの少ないクローバーなどが最適です。
たまたま先日、いただいていた蜂蜜(クローバー)があったので、さっそく添えて食べてみました。



ワインはオーストラリア物のピノ・ノワール
「WYNDHAM ESTATE BIN333 PINOT NOIR 2006」
この価格帯のピノ・ノワールでしかもオーストラリア物としては、かなり良くできたワインでしたが、抜栓して時間をおくことで開き風味が出てくることはなく、また翌日に楽しむといった深さはないようです。




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