雛の顔


毎年、2月も半ばになると「あ、そろそろ飾らなくては、でも終末にゆっくり」と思いながら、結局月末を迎えて慌ててしまうこと。それが「雛人形」。
TVを日常的にみる生活だと、成人式もおわった頃からTVではやたらと雛人形のCMが流れるので、もっと早く気が付いて飾るのかもしれませんが、そこから離れた毎日ではうっかりすると歳時記を忘れてしまいそうです。


さて、今年もそのようなわけで、なんとかExtra Dayのこの晩、雛人形を飾りました。
女の子のいる家では「雛祭りが終わったら早く片づけないと」という話も聞きますが、人形メーカーではむしろ「乾燥した日を選んで丁寧にしまう」ほうが人形を長持ちさせる意味では重要だといっています。
岐阜の郡上で月遅れの4月3日に雛祭りだそうですから、本当はこの日まで郡上流に飾っていても大丈夫かもしませんね。

雅やかで、おっとりした表情の品のある端正な顔立ちの「京頭」。切れ長の目の愛らしい優しく写実的なお顔が特徴の「関東頭」などがあります。


これは関東の某所でみかけた雛人形の5段飾りの親王



人形の顔も世相や流行で年々かわってくるようです。電車内の広告や店先でみると、はっきりした顔立ちがおおくなったようです。上のお顔と比べてみるとわかりますが、こちらの人形は頬もふっくら、ぽっちゃりした昔のお顔です。



ところで昨年まで気が付かなかったのですが、人形の左頬、目の下辺りに、汚れか欠けなのかポツンとみえるものがありました。
ホクロでしょうか?
買ったときからあったのかな?
ご愛敬ということにしておきましょう。