屋久島周遊その1『志戸子ガジュマル公園』


すっかり多忙にかまけ、写真も旅の余韻もしまい込んでいました。これは4月4日のことです。



鹿児島の高速艇乗り場から「トッピー」で出航。途中種子島に寄港しながら、宮之浦港に入港。
途中の航路は波も1m以下と穏やかで、周囲に見比べるものがないと、高速艇は本当に高速なのかどうか分からないほどの静かな船旅でした。
あいにく天候は前日のような快晴ではなく、雲りでしたが、それでも強い陽射しの一部は雲を通り抜けて差し込むのでしょう、島を巡るには明るさは十分でした。


宮之浦港では予約していたレンタカー会社の担当の女性から、島周遊のレクチャーを受けました。
(目のくりっとした、はつらつとした可愛い方でした。後で何で写真をとって来なかったと某I上さんに言われました。)
どうも西側は切り立った崖沿いの狭い道で、すれ違う際に路肩に寄るのが怖いことがあるので、島は時計回りではなく、半時計回りに回ったほうが良いとのこと。(そうすると、左側通行で山側に寄って走ることになる)
また、一番先に港近くの大きなスーパーマーケットで食料品などの買い出しをすると良いことなど....


とうことでさっそく港を出て最初の交差点近くにある「ライフセンターヤクデン」で買い出し。
といっても、翌日の山歩きに天候が思わしくなかったので、雨に備えての合羽と、飲み物、そしてチョコレートなど甘いお菓子を少々。


まずは港から7Kmほどの集落、志戸子へ。
途中の山には、山桜が咲き、本州では見られない鮮やかな緑の中に、濃いピンク色のコントラストは見た目にも心和みました。



志戸子の住宅地からすこし海沿いに出ると、そこには「志戸子ガジュマル公園」があります。
おそらく昔は周辺の畑も、こんな木々に覆われていたのでしょう。




ガジュマルと、もうひとつ似た樹木のアコウが融合してしまった木。
どこをどう辿っても、どちらがどの木か、どうなっているのか、さっぱり分かりません。
締め付けられているような、でも、なんだか色っぽいような?




左がアコウ、右がガジュマル。
どこで区別するのか分かりませんが、木肌がザラザラっとした方がアコウでした。




曇りの日でも、さすがに南の島の緑は色濃いです。




本州でも目にする同じ草花なのに、なぜかみな葉も花も色が濃い。




志戸子を出てすぐに、「布引の滝」という滝があり、岩肌を水が落ちてきています。
ただ、パンフレットなどに載っている写真ではかなりの水量がありますが、この日はあまり雨が降っていない時だったのでしょうか、水量も細々と。



このあたりが島の一番北側に位置するところで、これから西側へ回り込みます。