あさきゆめみし
暑い夜に相応しいのかどうか、判らないが久々に「あさきゆめみし 星の章」を読んだ。
この本を読んだことのある人は多いだろう。
しかもその理由のうちの1つは「受験のために」だろう。
源氏物語の原文を読むことは難しい、まして受験の古典として読むにはあまりに時間がかかりすぎる。
現代語になおした源氏物語も何種類かあるが、それとて全巻を読破するにはそれなりの時間がかかる。
となれば......
やはり漫画には敵わない。
なぜか「あさきゆめみし」をみると、そんな時代の頃のことを懐かしく思い出す。
わずか、ほんの、ちょっと前のことのように。
- 作者: 大和和紀
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1993/09
- メディア: コミック
- この商品を含むブログ (6件) を見る
ただ、実は、
もっと別に読まなければならない「源氏物語」がある。
それはある方からずっと長らくお借りしたままになっている。
一通り読んでいるが、その本は3回読むべき本で、しかも2回目、3回目はそれなりの覚悟をもってあたらないとならない。
いつか必ず1冊ずつを、心をその本に停めて、読んでみたいと思っている。
- 作者: 江川達也,紫式部
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2001/10/20
- メディア: コミック
- 購入: 2人 クリック: 23回
- この商品を含むブログ (24件) を見る
(追記)
不思議に思うことがある。
それは「あさきゆめみし」に出てくる光源氏は、その類希な美貌の割に、どことなく冴えないドジなところがおおい。
だが、後にあげた「源氏物語」では、同じ結末が描かれているにもかかわらず、光源氏の振る袖から匂い立つ香まで身近にしてくるような、なまめかしさを感じる。
これは作者の受け取り方の違い、思いの違いなのだろうか。