ねんきん特別便


やはり書いておかなければ。
いつまた不鮮明なことにもなりかねないですから。


私の周囲ではもうとっくに届いた方が圧倒的に多かった、例の「ねんきん特別便」。
なかなか来ないので、年金支払いの記録どころか私自体の存在もないのかと不安に思っていましたが、3日前に来ました。


それもこんな大きな段ボール箱で!
A3サイズが印刷できるプリンターがゆうに入ってしまう程の大きさです。



あのうす水色の封書が届くとばかり思っていたのに、事業主宛に届いたのでした。


でも.....
あの.....


たった1通の封書をこの箱で?!



しかもそのまま同封の返信用封筒で送ればいいのに、
わざわざこれまた大きな一括返送用の茶封筒までついています。



法人宛に送る場合、人数がおおければこのような箱に従業員分をみんな入れて送ってくるのが良いでしょう。
この箱に最大何人分はいるか知りませんが....
おそらくもっと多ければ、大きな箱...ではなく、この箱は何箱も届くのではないかと思います。


では、数人だったらどうか?
それは違うサイズの「箱をもう1種類用意するほうが費用がかかる」というのならそれまですが、私のところのようにお仕事お願いする人は外注さん達で従業員は1人の場合、個人宛に送る封筒に入っているわけで、そのまま送ってきてもいいのです。
2,3人の従業員でも、箱ではなくちょっと大きめの封筒で十分。
おそらく発送作業を外注する際につくったマニュアルには「入りきれない場合」のことしか書いていないのでしょうね。
ただでさえ、不透明な処理、国民の信頼をまるまる失うようなことをしていて、さらに税金をつかいながら、この事務作業。
「全く、どこまで行っても人のお金なんですね〜」といった知人にひどく同調したい思いです。




ところで自分が就職をしてから、このかたの記録は、さまざまな会社に勤めたり個人で仕事をしていたりと、かなりの履歴になります。
変更がある都度、きちんと届け出もし、記録の方も1日たりともヌケは無かったのでいいのですが、ふっと疑問に思ったのは成人してから就職する前まで、つまり大学生だった頃の2,3年間の分はどうなっていたのだろう? ということでした。
さっそく母に電話をして聞いてみました。


「あらぁ、そんなこと今聞かれても、わからないし、記憶にないわぁ。」 


そりゃそうでしょう。
母はすでに70を超えているのだし、私が学生だった頃でもすでに何十年も前のこと。
当時、おさめたお金は国がちゃんと管理していて、自分たちがリタイアしたときにちゃんと支払われると思いこんでいたのですから、いちいち当時の給与明細を保存している人などそういないでしょうし、まして母などは専業主婦。
自分の年金ですら、自主的に個別に支払うか公務員だった父の共済で知らぬ間に支払っていたのか、後になって夫給料から差し引かれる「3号被保険者」と呼ばれる制度もできる前のことです。
学生だった子供の年金のことなど、おそらく眼中にも無かったに違い有りません。


年金財源が厳しくなってきて、20歳以上の成人に社会保険の支払い義務を課し、学生だった人達の支払いを促したりしたのも、まだ最近のことです。
全く払っていなかったという証拠もなく、支払っていたという証拠もない、このグレーの状態。
いったいどう書けばよいのでしょう。
こうして、返信はどんどん遅れていくのでしょう。


いまだかかりにくい専用ダイアルを1日じゅう押してみるのでしょうか?