街の様相シリーズ〜19『銀座四丁目・和光』


国内はじめ、海外の観光ガイドブックにも、銀座の象徴のように「銀座四丁目交差点」付近の風景が現れる。
特に時計塔をもってそびえる和光のビルは誰でも一度は、実物、または写真などで見ているのではないかと思う。


そんな和光が300日間という長いあいだ、全面改装のため、姿を隠していた。
その間訪れた人にとっては、シートの中で見えない和光のビルを残念に思った人も多いはずだ。
かなりちょくちょく訪れている私でも、和光のビルが見えないと、銀座に来たきがしない程だ。


それがこの日、ふらふらと交差点付近へ歩いていけば、付近が妙に明るい。
見上げてみれば、シートがはずされて、明るい太陽の光の下で洗浄された外壁がまばゆいばかりに輝いていた。
まだ入り口は閉じてあったが、リニューアルオープンも間近いことだろう。*1



そしてくっきりと、鮮やかに青空にそびえている時計塔は、このデザインとしては二代目のもの。
昭和7年(1932年)年6月に竣工だそうで、その後の第二次世界大戦などを経て、連合軍に接収されたりと色々な経緯ののち、保存のための大改修工事に至ったものだ。
今年の冬の夜はひときわ綺麗な和光ビルと時計塔が見られるのではないだろうか。

*1:11月22日オープンとなった。