青山の路地裏の粋なビストロ『プティサレ』


以前、私の住む地元にあったフレンチの店「ビストロいな」は、基礎のしっかりとしたお料理、特にグリル料理は焼き具合が絶妙で、私の好みにピッタリ。美味しいワインも常備され、と言うことのないお気に入りの店でした。
(一つだけ困った点といえば、こじんまりとした店だったために、分煙された席が無かったこと位でしょう。)
週に1度はランチでグラスワインをいただきながら、ほっと一息をついたものです。


ところがその店が閉店してしまい、とても残念に思っていました。
そのオーナーシェフが青山に店を出す、という話しを聞いていて、待ち遠しく思っていたところ、その後、オープンの案内をいただきました。
それなのに、なかなか夜に近辺にいることが少なく、夏にもオープン1周年の案内をいただいたままなとなっていたのですが、たまたま今回丁度よく付近にいく機会があって、案内のはがきの地図を便りに夜訪れてみました。


渋谷駅から青山通り宮益坂を登り切った坂上の少し先を、南に少し入ったあたり。
いまだに赤提灯の店があったりと、路地裏の良さを残す一帯の中に、赤い印象的なファサードが見えてきました。
昔、パリを散策した時に街角に見たような、気取らない、でも、小粋な店構えです。



さっそく入って、懐かしいシェフの顔を拝見。
スパークリングワインをいただきながら、黒板にかかれた本日のおすすめ料理やメニューをあれこれ見ながら思い悩むのも、ビストロの良いところ。


ひとまず、「おまかせ前菜盛り合わせ」を頼んでみました。
スモークサーモン、リエット、パテ・・・といった4種の前菜に、キャロットラペが添えられてきます。
実は以前の店の時も、このキャロットラペが美味しく、これだけでもワインが飲めてしまうほど好きだったので、つい懐かしさを覚えてしまいました。



次は黒板のおすすめ料理から、豚足をパン粉をつけてグリルしたもの。
「フレンチで、え?豚足?」と思ったのですが、興味津々。
出てきた御料理は香味パン粉がカリっと香ばしく、そしてかみしめればあの豚足の独特のまったりとした食感。
普段、韓国料理店などで食べている茹で豚足とはまた違った味わいですが、豚足好きにはたまらない一品です。



エスカルゴとキノコの炒め物
写真はストロボ無しで、暗めの照明の下だったので、色合いがよくありませんが、バイ・ザ・グラスでいただいた白ワインにピッタリ。



メインの肉料理。
骨付き肉のトマト煮込み。
こちらも、バイ・ザ・グラスでいただいた赤ワインとの相性が抜群でした。



気がつけば、店内はすでに満席近くになっています。
途中で、予約なしでみえた4人組の方は残念ながら一杯で入ることができませんでした。
早い時間から行くか、または当日でも予約をしていったほうが良さそうです。
小粋な、でも気取らない店内の雰囲気と、美味しい料理は女性に人気なようです。
ランチ営業もしているそうですが、かなりいっぱいとのこと。



最後のデザートは「プラムの赤ワイン煮  バニラアイスクリーム添え」



気取らず、でもしっかりとした料理を食べたい時のお勧めです。




ビストロ『プティサレ』


http://r.gnavi.co.jp/p471700/
〒150-0002 東京都渋谷区渋谷2-8-3
tel:03-3797-3821
営業時間:ランチ  11:30〜15:00(L.O.14:00) 
ディナー 17:30〜23:30(L.O.22:30
定休日: 日・祝



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