開業50周年の輝き『東京タワー ダイヤモンドヴェール』その1


最近は、第二東京タワー建設で、今後がどうなるのか、といった話題もある東京タワー。
地元の名所にありがちな「滅多に行くことはない」場所ではあっても、都内を移動していて、東京タワーが見えるとほっとしたりする。
かつてまだ高層ビルが少なかった頃に、東海道新幹線で出張から戻ってくると、浜松町付近を低速で走行中にタワーがみえ、「ああ、東京に戻ったなぁ」としみじみ思ったりもした。


その東京タワーがこの12月23日に開業50周年を迎えるのだそうだ。
それを記念して、普段にはない新しいライトアップを12月1日からスタートしている。
いままでも、時折、特別なイベントに関係して、タワーのライトアップがグリーンになったり、青になったり、ピンクになったりと、色々あったが、いずれもその記念の日のみ。
今回は年末の期間、連日みることができ、さらに、時間帯によってライトアップの種類も変わっている。


ダイヤモンドヴェール」点灯スケジュール

●12月2日(火)以降の点灯スケジュール

12月は下記日程で「ダイヤモンドヴェール」を点灯します。

点灯日程 2008年12月2日(火)〜6日(土)/2008年12月15日(月)〜25日(木)

点灯時間 
日没〜20:00  「ランドマークライト
20:00〜20:10 「ダイヤモンドヴェールスペシャルレインボー」
20:10〜22:00 「ダイヤモンドヴェール・ホワイトダイヤモンド」
22:00〜24:00 「ランドマークライト

※上記日程以外の期間は、日没〜24:00までランドマークライトのみ点灯致します。
※年末年始以降の「ダイヤモンドヴェール」点灯スケジュールは、各月とも前月下旬に、翌1ヶ月分を東京タワーHP上で発表致します

「ダイヤモンドヴェール」

なんだか気になりだして、友人のK子さんとランチのあと、夕暮れの品川から東京タワーを目指した。


どこから見るか?
タワーの真下では全景をみることは出来ず、ある程度距離をおくことが必要だが、かといって、たいていの場所は前に街路や信号、電信柱、ビルといった障害物があり、なかなか思うような場所がない。
まずはアクセスの良い都営地下鉄線の「大門」駅から、地上にでて、タワーを目指す。
駅をでてすぐにはタワーは見えないのだが、少し歩くと突然、ライトアップしたタワーが目に飛び込んでくる。
慌ててシャッターを切りたい衝動に駆られてしまうが、まだまだ、もっと良い場所があるはず。


そして、東京プリンスホテル増上寺の間の道に出た。
ここは街路があり、また街路灯もあるが、少しづつ移動しながら見ていくと、割合全景が綺麗にみえるポイントがみつかる。



最初、無理に感度100のまま、手持ちで頑張ってみたが、シャッタースピード1/8以上で、どうしても手ぶれがおきてしまう。



感度400にかえてみると、意外にも画質は荒れず、シャッターは1/25以下で切れて、手持ちコンデジでも、そこそこ満足。
このライトアップは期間中のほとんどの時間に点灯する、「ランドマークライト」と呼ばれるライトアップ。



タワー途中の展望台付近には、「TOKYO」「50」という文字が光っている。
いうまでもなく、開業50周年の東京タワー。




さらに足をすすめ、東京タワーの真下まで行ってみた。
夕刻5時半頃、修学旅行生が展望台行きのエレベータの前に長蛇をなしているので、とても上に上がっていく気力はなくなり、しばらくタワー下のツリーを撮ってみた。
真下からみあげるタワーは、ごつい橋脚がライトアップされ、ツリーの灯りと対比して面白い。




この鋼材が、このボルトが、50年を支えてきたのかと思うと、当時の威信をかけたタワー建設と技術に驚いてしまう。
戦後の東京とともに、ずっと50年を過ごしてきた東京タワーは、どこにどんなに新しいタワーができようとも、間違いなく東京のランドマークだろう。





(その2につづく)




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