恥さらしの酔っぱらい(泥酔者)は大嫌いだ


このblogをずっと辿ってみていただければ判るが、私はお酒が好きだ、大好きだ。
ただ、我を忘れてしまうほど、翌日に記憶が全くないというほど飲むことはない。
自分のアルコール分解能力はだいたい判っているので、そこまで飲んでしまうと翌日どころか二日後でもまだ辛いことを良く知っている。
おまけに一滴も飲めない父と、飲めてもほとんど飲むことの無かった母の間に育ち、「女子たるもの正体をなくすほど飲酒するなど、もってのほか」とたたき込まれたから、時折道ばたに泥酔して座り込みくだを巻いている女性や、絡んで騒いでいる男性がいると、つい嫌悪の目でみてしまう。


酔っぱらい(泥酔者)は大嫌いだ。
そういう人に限って、翌日は「記憶がない、全然覚えていない、へへへ」ととぼける。


さて、このお方。



会見前の会議でも、不可思議な様子が全世界にあの様子が流れている。
いい恥さらしで、(ただでさえ高いとはいえない)日本の政治家全体のレベルがガクンと格下げになった。
もともと、日本人は飲酒に寛大すぎると海外では言われている。
お酒で問題をおこしても、「酔っていたので」「記憶がない」で許されてしまうことの、おかしさを冷笑されている。


最初にでたニュースでは様子がおかしいことが報じられた。
それをみて、私は時差呆けがひどい状態でいきなり会見に引っ張り出されたのかと思った。
深い眠りにあるときに、無理矢理起こされて頭が回らず、自分で何をいっているのか判らないような言葉を寝ぼけてしゃべってしまうよう経験は誰にでも何度かあるだろう。
ちょうどそのような状態にみえた。
次に「風邪薬の影響」と発表された。
そしてさらに「機内での飲酒と多めにのんだ風邪薬の相乗効果の影響」と訂正発表された。
もし、仮にこれが本当だとしても、風邪薬を飲み過ぎればどうなるか、良い大人が知らないはずがない。
まして、そこに気圧の低い機内で飲酒。言語道断の行動だ。
これでは単に節操なく飲みすぎたのとかわりがない。


 【ワシントン=岡田章裕】「経済危機のかじ取り役、日本の大臣は居眠り」――。

 米ABCテレビの記者が、ローマで開かれた先進7か国財務相中央銀行総裁会議G7)に出席した中川財務・金融相について、ブログで痛烈に批判した。

 ブログには、中川財務相の眠そうな記者会見写真も複数枚、掲載した。「15時間のフライトで時差がつらいのは分かる」としながらも、「自国でトヨタ自動車日産自動車など巨大メーカーが何万人も人員を削減する危機に陥っているのだから、眠気も吹き飛ぶのではないか」と批判した。「ここ(イタリア)には、眠気覚ましにいい、昔ながらのエスプレッソ・コーヒーがありますよ」という皮肉で締めくくっている。

(2009年2月16日19時46分 読売新聞)

「中川さん、眠気にはエスプレッソ」…米記者ブログで



この状態になっているのを判っていて、あの場に出した日本政府関係者はいったい何なのだろう?!
深読みすれば、ああいう状態と知っていて、中川氏を失脚させようと、会議や会見にわざと出した、と思えてしまう。


知人がぽつりと書いていた。
「ネハンで親父が泣いてるよ・・」


その父もかつての総裁選後、睡眠薬を飲んでおり、その後に札幌市内のホテルで自殺.... *1
風邪薬に睡眠薬、たとえそれを本来の目的に服用したとしても、時期が時期、事態が事態であると、それはただただ疑問の材料となってしまう。




(恥さらしの酔っぱらい(泥酔者)は大嫌いだ2、に続く)

*1:他殺ではないかとう疑いも出され、一時は論争を呼んだ