恥さらしの酔っぱらい(泥酔者)は大嫌いだ 2


(恥さらしの酔っぱらい(泥酔者)は大嫌いだ、より)


普段、blogでは不愉快と思ったことはかかないつもりでいる。
自分の不愉快さを他人に晒しても、何ひとつメリットはないし、晒された方も不愉快になるだけだからだ。
だが、今回だけは日頃から泥酔者に対する不快感を持っている私には我慢ならずに書いてしまった。
自分で書いたものを一晩おいて、今朝読み直そうと思っていたのだが、読んだらさらに怒り倍増になった。


最初はただ呆れ、不愉快さが募っていただけだったが、この一件に対する周囲の反応をみて、さらに不愉快さが募った。
私のblogにも「中川昭一 飲酒」というようなキーワード検索で沢山の方がいらしたが、逆に他にはどのような検索結果があるかを見に行ったところ、
なんと渦中の氏を擁護するblogやコメントもあったのだ。
昨晩のエントリーで「日本は飲酒に関して寛大すぎる」と書いたが、今回はどうみても、誰がみても、ただの泥酔者、それ以外にない。
それを「仕方がない」とは....
これを武勇伝というのか!?
このような日本人の風潮が「酔っていたから」を容認し、今回のような国際的に恥さらしを生んでしまうのではないか。
漢字の読めない首相に酒癖の悪い財務相、この国は一体どうなっているのだ。


不愉快きわまりない泥酔者を沢山見てきているので、会見の際に両脇に座った白川総裁や関係者の困ったような顔から、「体調不良で会見の場にでるのは控えたら」というのを無理矢理「俺は酔ってない!」とでもいって、出てきたのではないかとさえ思ってしまった。
多くの記事からみるに、今回だけではなく、日常的に酒クセの悪さは有名で、会議や公演の際にも、かなり出来上がった状態で登場したことが数知れないという。


日本には昔から、大事の前に飲む酒というのがある。
たとえば戦国の武将達は出陣の前に、結束を深め士気を高めるために、同じ樽から盃一杯の酒を飲み干した。
しかし、酔う程の酒ではない。
緊張しがちな性格の人が人前で発表する前に、ビールを一口飲むこともある。
それでスムーズに話が進めばそれにこしたことはない。
私は決して飲酒を否定などしない。
支障がなければランチにワインも飲む。
昼から飲める店も大好きだ。
問題は自分はどれだけ飲めば、どうなるか、大人であれば判ることを越えて飲み続けてしまうことだ。
飲酒して自制ができない人間は大事の前には一滴なりとも飲んではならない。



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このエントリーをアップしたところ、氏の辞任表明ニュースが飛び込んできた。
辞任表明の会見では、さすがに酔った状態ではでてきていないようだが、

「腰、風邪、疲労が貯まっていて.... 」

と釈明。
飲酒については一言も触れなかった。

「関係方面に多大なご迷惑をおかけし...」

と謝りの言葉を述べていたが、国際的に日本人の品位を下げてしまったということの国民への謝りを感じているのだろうか?


平成21年度予算とその関連法案が衆議院通過した時点で、即時辞表を提出するという。
またすぐにでも入院をするという。

「病院に入院しながら、ゆっくりこの仕事に傾注する」
「病院にいたほうが不摂生ではないかと」


日常のアルコールを絶つにも役立つだろう。
出席予定されていた予算委員会答弁で、ことがこれ以上広がるのを防ぐ措置だろう。
しかし、入院しても即辞任ではない以上、野党の首相の任命責任追求はなくならない。




先日のローマでの会見の姿、そしてこの姿。
たとえ一国の総理を狙う程の人物であったとしても、アルコールは身を滅ぼすことの自覚は足りないようだ。