『Murakami, in trademark obscurity, explains why he accepted Jerusalem award』


村上春樹が「エルサレム文学賞」を受賞し、現地エルサレムに赴き受賞スピーチを行った。
今、この時期にエルサレムを訪れること、その意味と小説家として伝えたかったことは何だったのか。


背景は深刻だ。

2009.2.10 16:33 産経ニュース

 イスラエル文学賞エルサレム賞の受賞が決まった作家の村上春樹氏に対し、大阪市に拠点を置く非政府組織(NGO)「パレスチナの平和を考える会」がウェブサイトに掲載した公開書簡で「受賞はイスラエルの対パレスチナ政策を擁護することになる」として受賞辞退を求め、賛同者を集めている。
 同賞は「社会における個人の自由の理念を表現した著作の筆者」に与えられる。
 書簡は、イスラエルパレスチナ自治区ガザで行った「虐殺や封鎖政策などはパレスチナ人の自由を抹殺する行為」だと指摘。村上氏の受賞により「イスラエルがあたかも自由を尊重している国であるかのようなイメージが流布される」と懸念を示している。
 書簡への賛同を示す署名は欧米諸国を中心に800件に達した。主催者のウェブサイトによると、村上氏は15日にエルサレムで開かれる授賞式に出席する意向を示した。
 同会の役重善洋事務局長は「受賞はイスラエルの人道犯罪に加担することになる」と主張。村上氏の事務所はコメントしていない。(共同)

「イスラエルの文学賞辞退を」 村上春樹氏にNGO要求

ブックマークはしたけど、やはりここに記録しておきたい。
村上春樹の「あちらの世界」に片足をつっこんでしまった者として。
もうちょっと、心落ち着けて読むことができる日のために。


『Murakami, in trademark obscurity, explains why he accepted Jerusalem award』
http://www.jpost.com/servlet/Satellite?cid=1233304788868&pagename=JPost/JPArticle/ShowFull

『Murakami defies protests to accept Jerusalem prize』
http://www.guardian.co.uk/books/2009/feb/16/haruki-murakami-jerusalem-prize

『池田信夫 blog 壁と卵』
http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/26ca7359e6d2d15ba74bcdf9989bee56


スピーチ和訳


『壁と卵(はてな匿名ダイアリー)』
http://anond.hatelabo.jp/20090217141115

『一斗缶 村上春樹エルサレム文学賞受賞スピーチ抄訳』
http://maturiyaitto.blog90.fc2.com/blog-entry-139.html

『Kittens flewby me 村上春樹さんのイスラエル講演をハルキ風に和訳してみた』
http://ahodory.blog124.fc2.com/blog-entry-201.html