初春の讃岐うどん行脚(うどんツアー)その2

初春の讃岐うどん行脚(うどんツアー)その1 より)


都合4軒6杯のうどんを食べ、観音寺から丸亀までの帰り道、そうだと思いつき、ちょっと寄り道をしていただきました。
それは「四国八十八ヶ所霊場第七十五番札所 善通寺」。
いつもうどんを食べ歩きながら、観音寺、善通寺、と「寺」という名のつく地名の場所を通りながらも、まったく「善通寺」を知らなかったのです。
真言宗の開祖である弘法大師空海の誕生の地であり、807年の建立だそうですから、実にもう1200年以上の歴史があるお寺なのですね。



http://www.city.zentsuji.kagawa.jp/digi-m/culture/detail/063/index.html


車で標識の通り行くと、広い駐車場のある裏手の側に着きます。
そこから斎世橋という太鼓橋を渡ると、正覚門という門を経て、御影堂のある西院にはいります。
参拝としては、南大門から入りたいところですので、足早に西院をぬけ車の走る道を越えて東院に入り、五重塔を左手にして間の前にある南大門の外に一旦でてみました。
ここからがスタートというところでしょう。


あらためて南大門をくぐってみると、そこには右手に五重塔、左手に鐘楼、正面に金堂、そしてその奧には六角堂(経堂)があって、伽藍を思わせます。
五重塔は周囲の樹木などでさえぎられ、全景を撮るのがなかなか難しいですね。
ここもはるか昔には東西2つの五重塔があったようです。

 「南海流浪記」<仁治4年(1243)>では「二重ノ宝塔」とあり、「一円保差図」にはこの宝塔も描かれていると云う。
善通寺住侶等訴状案」(延慶2年・1309以降)では
「・・・数□宇堂舎令傾頽両基之塔婆令顛倒・・・」とあり、東西両塔があったことが推定される。

讃岐善通寺塔心礎・五重塔





さて、夜の一献に向けて、丸亀市内へ戻ります。


「初春の讃岐うどん行脚(うどんツアー)その3」  へ続く)



四国八十八ヶ所霊場第七十五番札所 総本山善通寺

香川県善通寺市
善通寺町3-3-1
tel: 0877-62-0111 fax: 0877-62-4302
参拝時間: 午前7時〜午後5時



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