遅まきながら『UDON』をみた
(2年前に訪れた『UDON』「松井製麺所」ロケ地あと。
すでに建物は壊されて、ここに「松井製麺所」があったという札がかけられていた。)
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仕事をきっかけに、かれこれ讃岐に通いだして10年になる。
映画は2006年8月26日公開だから、通いだして7年目の頃だろうか。
一時の讃岐うどんブームがやや下火になった頃に、再び人気の火をつけた格好となった。
正直なところストーリーはどうでも良い、ただ懐かしい光景を沢山みることができるだろうと思ってこの映画を見た。
出てくるうどん店のほとんどを知っている自分に驚いたが、讃岐富士をみては郷愁のようなものさえ覚えてしまった。
途中、フルCGのシーンや意味が繋がらないようなシーンが長く出てきて、それが不必要に長く落ち着かない部分もあったが、全般的なストーリーとしては想像していたとおりで可もなく不可もなかったと思う。
とにかく、見ていると無性に「うどんが食べたく」なってくる。
何度も讃岐へ行って現地で食べている私でさえ、再び食べたいと思うのだから、讃岐うどんを知らない人にとっては機会があれば是非食べてみたいと心に深くすり込まれるだろう。
ところで映画の最後の方ではこのうどんブームの終焉を予感させる言葉が折々でてくる。
また、有名店の『山越うどん』に並んでいると、「麺が無くなったので、ここでおしまいにさせていただきます。」と目前で断りを入れられてしまうシーンがある。
「遠くからきたのに!」と残念がっていると、ギリギリOKだった地元の子連れの女性が「うちらは地元だから、いつでも食べられるから」と譲って、列から去っていく。
そのとき、いままで並んでいた列の後に残されたゴミを拾いつつ....
まぁ、映画なので誇張はしているだろうが、こんな事は往々にしてあるだろうし、隣近所でない限り車がなければ行けない場所が多いのだから、当然駐車場もそこへ入れる車の列も問題になる。待っている間の何気ないおしゃべりも、人数が多くなれば列にそった民家には騒音だろう。
丁度数日前のエントリーで、10日から12日にかけて讃岐を訪れた際のものすごい混雑ぶりを書いていたばかりだった。
いままで何度も同じ時期の休日に訪れていますが、これほどの混雑は初めてです。
前日の『谷川米穀店』といい、想像はしていてもそれ以上の混雑に唖然としました。
ちょうど、休日の高速道と本四架橋の通行料が、それぞれ1,000円となってすぐの休日だからでしょうか。
しかし、大勢のお客さんがここに訪れても、うどん1杯100円、200円の世界。
使ったとしても、ひとりせいぜい1,000円以内でしょう。
この地にとって本当に経済効果があるのかな?と疑問もあります。もともと讃岐の静かな田園や住宅地の中にあるうどん店。
春の讃岐うどん&こんぴら歌舞伎行脚その11『釜あげうどんで朝食を〜長田in香の香』 - tangkai-hatiの日記
休日のこの大混雑に、うどん店の周辺の家ではかなりの迷惑をしているのではないでしょうか。
有名店の中には日曜日を定休にしている店も多いのですが、「なにも日曜まで営業しなくても」という気持ちの他に、こうした混雑によっておきる近隣との関係を考えてのことではないかと思います。
トラブルのために店を閉じたり、移転しなければならなくなるのは残念なことです。
こんな杞憂をしていたら、偶然だが、
『がもううどん』ではこのGWの連休後半(5月3日から6日)中、休業にしたという話を聞いた。
営業している他店には沢山の観光客が訪れただろうGW中だが、これから先うどん店の存続をかんがえれば、とても賢明なことだと思った。
申し訳ございません。
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5月3日から6日まで休業いたします。
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『がもううどん』
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