教会には白バラがよく似合う


桜の花が咲いたと思えば雪が降り、つめたい雨が多く、日照が少なく、いったい春はどこへいってしまったのかと思うほど寒々しいここ2ヶ月だったが、ようやく暖かに晴れた日が2日続いた。
この2日間で、植物にため込まれてた力が一斉にはじけたかのように、あちこちで若芽が伸び、花が咲き出した。
いつも歩く通勤路が妙に狭く感じたと思ったら、それは街路樹の緑が茂りだし、トンネルのように張り出してきたからだった。




自宅からこの道沿いに2軒となりにある教会。
その土手にはバラの木が植えられていて、時折伸びすぎたその刺のある枝が自転車や歩行者の目の高さにまで歩道にぶらさがってきて、とても危ないと思うことがあった。それを冬に綺麗に剪定していたらしい。
そのせいか、今年のバラはとても花のつきがよく、そして大きい。




青々とした葉と、青空、そして煉瓦積みの壁。
教会には、赤でもピンクでもなく、白バラの花がとてもよく似合う。