『ひるがの高原春まち にんじんジュース』


はっきりいって私はにんじんがあまり得意でない。
どのくらいかといえば、料理に入っていたからといって、鳥肌をたててにんじんだけ脇によけたりはしない。
カレーにころりと入っていても、まぁ許す。
よく店の突き出しにでてくる、野菜スティックに、ちょっと乾きかけたにんじんの細切りが入っていたら、
それは見なかったことにして、すぐ隣りの席の方に差し上げる、そんな具合だ。
つまり生のあの独特の根くささが苦手なだけだが、それではにんじん100%のこのジュース、一体飲めるのかどうか。



新規事業を興した岐阜は高鷲(たかす)の知人からサンプルをいただけるというので、「フルーツのように甘い」というキャッチに誘われて是非にとお願いをしてみた。
到着したジュースは720ml入りで、ずっしりと重たい。
瓶を振ってみるとジュースというより、ピューレのようだ。



おそるおそるグラスに顔を近づけると、にんじん特有の青臭い匂いが全くしない。
一口飲むと、「甘ぁい!」




想像通りだったが、たしかに糖度が高くて、そして保存料として使用しているビタミンCとクエン酸のせいで、若干の酸味がある。
この酸味のせいか、私には少し塩味がするような気がしたが、もしかしたらそれは濃厚な野菜ジュースをのんだときや、濃厚さからトマトケチャップようなの過去の記憶からかもしれない。
この甘さを表現するとしたら、砂糖ではなく、りんごジュースを加えて呑みやすくしたような、優しいさっぱりとした甘さだろうか。




瓶は720mlで、栓は王冠だった。
何人かで味わうには良いサイズだが、飲み残しに栓をして保存しにくいので、1人や2人が毎朝一杯のもうとしたら、180mlとか250mlとか、
あるいはせめてこの半分くらいの呑みきりサイズの方が良いかとおもう。


地元の特色を生かして、美味しいものをストレートに使い、販売する、そんな事業をせひ成功させて欲しいと思いながら、春まちの香りを楽しんだ。
実は通っている中越地方にも、雪下大根の他に、やはり雪下で保存したにんじんのジュースがあることを知っている。
こんどそちらも試してみようかと思う。
同じ雪中保存したにんじんでも、種類や地面の土の違いで、どう変わるだろうか、楽しみだ。



『ひるがの高原春まち にんじんジュース』


http://www.kodawari-net.com/drink/harumachi/




ひるがの高原



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