スリスリしたくてマジックトラックパッド
長らくPowerBookProを何世代も使ってきたせいか、ノートパソコンのトラックパッドに指が慣れていて、日常的には仕事先でやむを得ない時以外、マウスを使ったことがなかった。
それが昨年末にiMacを購入してから、付属していたマジックマウスを使ったところ、マウスの上面ではトラックパッドに似た操作もできてなかなか使い勝手もよく、慣れてきたところだった。
「こういうデバイスはいつか絶対に出るだろうな」と思っていたものが、さして噂にもならず、さらっと発売されてしまった。当然、発売の翌日の晩、ポチっとしてしまった。
納期は4〜5日とあったが、なんとポチっとした翌日の夕刻には出荷案内がきて、今日、もう手元に届いてしまった。
とても小さいコンパクトな箱。
蓋をあけると、箱いっぱいに収まるようにマジックトラックパッドが入っていた。
箱の裏面にはマジックトラックパッドで操作可能なクリック、スクロール、スワイプの説明。
キーボードの横に並べてみれば、全く同じデザインを踏襲。
寸分の狂いもなくといったところ。
背面からみても、まったくおなじ。
表面的には全く買わないが、トラトラックパッドの方の脚には遊びがある。
これはクリック操作を行ったときに、トラックパッドの盤面を微妙に沈み込ませるためだ。
電源も電池交換のネジも、キーボードと全く同じで、それぞれ左右についている。
マジックトラックパッドに電源をいれた際、通常時にはわからないが、この右上の部分に緑色のランプがつく。
さて、このマジックトラックパッドの接続だが、BlueToothさえONになっていれば、マジックマウス同様に電源をいれて少しして、自動的にBlueTooth接続されると思っていたが、接続できないので「システム環境設定」を確認してみた。
すると「トラックパッド」の項目が見あたらない。
事前に「ソフトウェア・アップデート」の機能を使いMacOSX(10.6.X)を最新にしてから、この作業を行ったはずなのだが、販売されて間もないためにまだアップデータにも含まれていないのかと思い、検索をして、このドライバを手動でダウンロード・インストールした。
Magic Trackpad and Multi-Touch Trackpad Update 1.0
再起動の後、あらためて「システム環境設定」をみると今度はちゃんと「トラックパッド」の項目を発見。
「BlueToothトラックパッドを設定」での検出が行われた。
実際に使ってみると、ノートパソコンのモニタ画面と異なり広い範囲(iMacの場合、2560*1440)の操作となるので、指つかいもその分ダイナミックさを要求される。
また、クリック操作もマウスがトラックパッドよりも、重たさを感じる。
それをのぞけば、使い慣れてきたPowerBooProのトラックパッドが大型になったものを操作しているような感があり、違和感はほとんどない。
キーボードの脇に並べて使用していると、このトラックパッドへの慣れからか、つい、キーボードの手前の何もおかれていない机の上で、スクロールやタップをしていた。
習慣はおそろしい。