『夏子物語 花火 吟醸生貯蔵酒』をいただく
4月から7月の長岡通いの日記の中にも時折出てくる、私好みのお酒『清泉(きよいずみ)』。
これは何杯飲んでもスッキリとした味、かといって薄っぺらさはなく日本酒の持つふくよかさもあり、さらにどんなお料理にでもその味を殺すことなく納めてくれる.....
食事を楽しみながら飲むのには、ある意味理想のお酒です。
この『清泉』を作る蔵元は『久須美酒造』といいます。
もともと新潟県三島郡和島村、今は市町村合併で新潟県長岡市にありますが、大吟醸 『亀乃翁』で有名です。
なぜ有名か、それはもち論、その味の素晴らしさからに他なりませんが、尾瀬あきら氏がかいた漫画「夏子の酒」の中に出てくる幻の名米 「龍錦」のモデルとなった「亀の尾」でできたお酒だからでもあります。
- 作者: 尾瀬あきら
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2004/06/11
- メディア: 文庫
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そのお酒に因んだお酒が『夏子物語』。
そして今回いただいたのはその姉妹品で、夏の間だけの限定品、花火のラベルの『夏子物語 花火 吟醸生貯蔵酒』です。
華やかな花火のラベルは、新潟出身の画家、『富岡惣一郎』氏によるものだそうです。
さて、今夜のこのお酒の肴は、一昨日伊東で買ってきたイカの一夜干しです。
大きなスルメイカをさっと干したものですが、炙ると2/3ほどの大きさになり、キュっと味が凝縮。
細長く切って、マヨネーズと醤油数滴、そして柚子風味の「柚子七味」をかけて。
焦げかかった皮の香り、あの縁日の露店の香りに、シャッターを押すのももどかしくなります。
ここで「夏子物語」。
「清泉」同様、スッキリとした飲み口が印象的で、さらに生貯蔵酒だけあってとてもフルーティ。
暑い夏の夜に冷やしたこの一口は最高です。
この花火ラベルのお酒は、もう1本別の花火ラベルのお酒とともに、長岡のT橋さんからいただきました。
いつも前期授業が7月末に終ってしまい、8月頭の長岡の花火大会を見ることができない私。長岡通い7年めの今年も、やはり見ることができませんでした。残念に思っている事を気にしてくださったのでしょうか。新潟も今はイカ漁の最盛期、見られなかった長岡の花火大会と新潟のイカに気持ちを馳せつつ、美味しいお酒、有り難くいただきました。
来年こそはと毎年思っています。
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