春の讃岐うどん&こんぴら歌舞伎行脚その4『綾川をめぐる〜山越うどん〜』


(春の讃岐うどん&こんぴら歌舞伎行脚その3『鬼無(きなし)〜桃太郎と鯵タタキの謎』より)



メインのイベントは明日。
それに備えて各地から、今回の同行者が集まってきました。
当日は忙しいので、あまりゆっくりうどんを食べていられない事を判っているし、気象状況で飛行機が欠航となったり、本四架橋が通行止めになったりで涙を呑むという痛い前例も何度かあるのです。
そのために前日入りが必須。


いつもは丸亀市内に泊まることが多く、そこからお決まりの朝うどん「オビカ食品」に行き、「中村」から次々と回るのですが、今回はみな宇多津駅前の宿泊でした。
そこで目指すは綾川の周辺。


まずは土曜とあって混み合う予想をしていた『山越うどん』へ真っ先に。
時間は開店時間を10分ほど過ぎたあたり。
いつも留める駐車場はとみれば、すでに満員で誘導の人があちらへいけと...示します。
それに従っていくとまた誘導で、いままでいったこともない横道を入り、おそらく混み合う日だけ臨時に借りていると思われる駐車場にとめて、店に向かいました。


覚悟はしていましたが、開店10分後にこの長蛇はいままで初めてかもしれません。
ここは日曜日が定休日なので、休みを利用してこようとすれば、土曜日に集中するのです。
なんと、私たちが並んだ少しあとに、大型の観光バスがやってきて30人くらいがどっと並びました。
危なかった!


並ぶ。



並ぶ。



並ぶ。



とはいえ、さすが『山越』。
前日の『しんせい』とは違い、手際よい、そして食べる場所も広く、回転も良いせいかお喋りをしながら待つこと20分程度で、中に入ることができました。
さて、今日の日中のうどん巡りは3軒の予定。
さっそくどこで何をどれだけ食べるか計画を練ります。



ここ『山越』ではやっぱり釜玉
朝一番のうどんには、釜玉が優しくて良いのです。
そして、竹輪天に、トッピング用のマヨネーズ。
今までもあることは知っていましたが、なんとなく邪道のようで敬遠していました。
ところがこれが美味しい!!!
マヨネーズの酸味と釜玉の玉子が良くあって、ひと味深いお味です。
これは次回来た時にもまたマヨネーズをとってしまいそう。
ただ、2つついてくるのは多すぎで、誰かと半分にするのが良いですね。



『山越』のうどんをお土産に買って帰って、自宅で釜玉にして食べると、美味しいには美味しいけど、何か違う。
それはおそらく、うどんの茹で方。うどんの釜の違いでしょう。
そして、茹でる温度、水。
やはりこれはここへ来て食べなければなりません。



長蛇の割には静かに落ち着いて食べることができ、満足で次へ。



道路を渡り、駐車場へ向かう時にふっと振り返れば、さらにこの長蛇。



いや、やっぱり、『山越うどん』なのだわ.....



(春の讃岐うどん&こんぴら歌舞伎行脚その5『綾川をめぐる〜赤坂〜』へつづく)




『山越うどん』
香川県綾歌郡綾川町羽床上602−2
087-878-0420


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